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あの日、あの時  NO 3309

 喫茶店で知人に会ったら、ある人物について訊かれた。それは、昔、疎開道路にあった洋画専門のパーク劇場の前で串カツ屋さんをされていた「屋台のおっちゃん」のこと。

昨年だっただろうか、トヨタ自動車のCMで流されて有名になった「でんでらりゅう」の歌が、「おっちゃん」の作詞作曲によるもので、原曲は長崎県の童歌であったのだが、フォーク調に編曲されてリズミカルに歌われた曲は、結構ラジオから流れていたし、詞は歌えないが旋律ははっきりと憶えている。

「あのおっちゃん、どうされているの?」と質問されたのだが、かつて「おっちゃん」はラジオ番組で占いを担当されており、関西ではかなり知られた人物で、その方も店を訪問した際に占って貰ったことがあったそうだ。

 ご自宅にはずっと「屋台のおっちゃん」という看板も掲げられてあったが、現在では大阪市の区画整理で更地となってしまっており、生野東の銭湯「日の出湯」のすぐ近くであった。

 確か奥様のご葬儀だったと記憶しているが、ご仏縁に結ばれるお寺で担当させていただいたら、火葬場に向かう車の車内で「あなたの司会は普通じゃないね」と言われ、同乗されていたご住職が「有名な司会者ですよ」と言葉を添えてくださり、「道理で。私の葬式の時も頼んでおくよ」と仰られた。

 それから数年後、そのお寺様から電話が。「あの時の言葉を思い出したので」と言われたのだが、それが「おっちゃん」のご訃報であることを知って一気に寂しくなった。

 長いコートを着用されていたお姿が印象に残っているが、冒頭の人物が店で占って貰った時のことを懐かしそうに話してくださり、亡くなられた事実を伝えると寂しそうな表情を見せられた。

私より6歳年上だった筈だから、今ご存命だったら72歳となられるが、60代を迎えられてからすぐにご逝去されたと記憶している。

「でんでらりゅう」の発祥の地長崎県で、雲仙にある超高級旅館の温泉タンクで二人の従業員が倒れていたニュースがあった。どうやら硫化水素か一酸化炭素が原因のようだが、換気しながら清掃をされていたらと悔やまれる。

 アメリカのリゾート地のホテルでミステリーな事件が発生していた、2か月前に70代のご夫婦が滞在して1時間後に原因不明で死亡されたのだが、同じ部屋で11歳の子供が亡くなり、同室していたお母さんも病院に運ばれ重体という。

その事実を知られたご夫婦の家族が原因も不明なのに部屋を利用していることは信じられないと憤慨されていた。

 この部屋だが、温水プールに使われる水を温めるためのガスファンヒーター部屋の下を通っているらしく、それが原因みたいである。

不思議  NO 3308

「幸せ列車」のコラムで「英会話」について書き、高級葬儀のコラム「独り言」にはびっくりの宗教の戒律で話題を呼んでいることについて触れた。

 数日前、アメリカで空前の金額の宝くじ当選者が話題になっていた。購入する列に並んでいた際に知らない人から順番を譲られた事実もあり、人の運命とはこんなことから大きく異なりを見せる現実を再認識したが、船舶の事故や航空機の事故で、譲ったり譲られて運命の生死を分けた出来事も少なくないのも確かである。

 道を歩いている。横道へ入ろうとする瞬間に飛び出して来た自転車にぶつかりそうになったことが何度かあるが、1秒でも早かったら間違いなく事故に遭遇していただろうし、横転して打ち所が悪ければ命を失うことになっていたことも考えられるので恐ろしいことである。

 正面衝突した2台の自動車を事故現場から遡ると様々な不思議が存在している事実がある。何処かで自転車を避けることがあれば衝突していなかったことになるし、野良猫が飛び出してブレーキを踏んでいれば避けられていたことも考えられる。

 昔、四国で信じられない交通事故が起きていた。ある交差点で出合い頭で衝突した2台の車だが、互いに飲酒運転だったことが判明し、何処で飲んだのかと調査したら、二人は一緒に飲んでいた仲間で、「ではね」とそれぞれの車に乗って家路に着いたのだが、どこでどう間違ったのかは分からないが、考えられない場所で衝突していた不思議な事故と判明した。

「運命の悪戯」と言えばそれまでだが、少なくとも当事者以外を巻き込まなかったことだけは幸い。酒気帯び運転という非人道的な行為は絶対にしないようにと願ってしまう。

 数日前の「幸せ列車」のコラムで塾生のブログの中で書かれていた「歎異抄」のことを紹介したら、彼女のブログで私が書いたこと触れていてびっくり。そこに毎日3本のコラムを発信していることに驚いていたが、こんな駄文の列記だから更新を続けていられるので、彼女のブログのように毎日撮影した写真を添付する方がもっと大変だと思っている。

 そんな彼女のHPを制作されたのは「幸せ列車」の管理人さんだが、氏の作品は本当に創作レベルが高く、弊社の女性司会者のページや名古屋の司会者のページも担当されている。

 そんなところから「葬儀 広島 司会」で検索されたらトップに「ピピ」のページが出て来る筈で、かわいいひよこのボタンをクリックされ、日記の世界をご訪問いただければと願い上げ、ご案内申し上げます。

ニュースから  NO 3307

 大阪の東心斎橋で悲惨な通り魔事件が起きてから1年が経った。現場となったところで被害者の友人の皆さんが花やメッセージを供えているニュースもあったが、男性被害者は我が家のすぐ近くの人物で、幼い頃からよく知っていただけに衝撃が強かった。悲しい日に彼の家族の不幸が少しでも和らぐように祈念して手を合わそう。

 理解不可能な事件が全国で起きている。いじめやストーカー問題からDV事件に酒気帯び運転。いやはや人間社会には様々な危険が潜んでおり、いつ被害者になるか分からない。何度も書いたように「今日あることの幸運」について再確認し、加害者にもならないように考えたいものだ。

 ニュースの中で驚いたのは福島原発の廃炉問題。最長で40年も要するというのだからびっくり。東京電力が工程に関して「見直し」する会見を開いていたが、想像以上に複雑な大問題で、ただ願うのは人災による二次災害の発生が起きないことである。

 銭湯の脱衣場でスポーツ新聞が目に留まった。一面に俳優とジャーナリストらしき女性が結婚するのではという記事。こんな話題が一面のトップに掲載されるとは平和な国。同時に「この国は大丈夫なのか!?」という思いを抱いてしまった。

 我が大阪では盤石と言われていた「維新の会」に対する支持率の急低下が著しい。一連の大阪市長の発言が原因となり、オスプレイ問題浮上で一気に加速したみたいだが、女性だけの批判だけではなく男性の抵抗感も想像以上に強く、太平洋戦争で軍務に奉職したという高齢者が、「弱い女性を集めた慰安所など、武士道の精神からも絶対おかしい。据え膳を食わぬ日本男児もいたことを訴えたい」と腹立たしい思いを語られていた。

 喫茶店で会った友人が、「赤い風船」という旅行のパンフレットを開けていた。表紙には「上質な旅」という表記があり、「憧れの宿」「寛ぎの宿」「隠れ家の宿」「プレミアム特選の宿」というタイトルで、「全国から選ばれた旅館過ごす至福のひととき」と謳われていた。

 その中で何軒かに宿泊した歴史があるが、その温泉大好き人間の友人は23軒行ったところがあるよと言ったので「さすが!」とびっくりした。

 行ったことがない中で二人が興味を覚えたのは京都の「柊家旅館」と「炭屋旅館」で、前者は「憧れ」、後者は「寛ぎ」のページで案内されていた。

 安倍総理の「10年後の所得アップ」について発言されたことで混乱が起きている。「総収入」それとも「総所得」なのかという素朴な疑問だが、総理が演説する度に変わっていることにメディアが指摘するニュースが多かった。

 オリンピックの招致で話題となっているトルコのデモがエスカレートの兆し。3人が亡くなり4300人の負傷者が出たニュースにも驚いた。これで少しは東京のパーセンテージがアップしたという不謹慎な意見もあったが、都知事の失言を挽回することは無理だと考えてしまう。

事故の悲劇  NO 3306

 北海道の釧路で、酒気帯び運転で幼い子供を死亡させた交通事故のニュースがあったが、運転していたのは会社役員だそうで、まだこんな問題が起きるとは信じられない話。被害者となった子供さんとご遺族と呼ばれるようになってしまったご家族のご心情を拝察申し上げ、ただお気の毒と手を合わせた。

 一方で、パトカーに追跡され、ガレージに入ろうとしていた車に衝突、助手席の女性が死亡するというニュースもあったが、これも逃げた原因が飲酒運転だったというのだから最悪。法を順守出来ない性格は「人」としての心に欠陥があると言うべきだろう。

 様々な仕事にはプロや匠と称される存在があるが、その人達に共通していることは「素人である『お客様』から指摘をされること」を何より恥と考えること。それらは自分の仕事に誇りを抱く証しとも言えるが、運手免許証を取得してハンドルを握る際、車が走る凶器であることを理解し、「被害者を出さない」「加害者にならない」意識を抱いてから発進して欲しいと願っている。

 事故を起こすと後悔することになるが、人生とは「反省で済む範囲内」で考えたいもの。我々葬儀に携わる立場は、そんな悲しみの光景をいっぱい体験してきたこともあり、ハンドルを手にするスタッフに「絶対に事故がないように」と煩がられるぐらい声を掛けている。

 酒気帯びの状態で車を運転する人は、他人に厳しく自身に甘い性格と分析され、それだけでも恥ずかしい人格と指摘されるのだが、それで被害者を出す事故を起こすなんて羞恥の極みと考えるべき。「そこまでだから」「ちょっとだけだから」なんて心の甘えが後悔の階段の出発点にあることを心したいものである。

 昔、交通事故で亡くなられた方のお通夜で出来事。若い加害者の両親が謝罪を兼ねて参列されていたが、言葉を掛けられた被害者のご家族は「命を返してくれ」と叫ばれ、焼香も許されなかった時のお声が、今でも鮮明に記憶の中に残っている。

 加害者には法の裁きで判決が下るが、どんな結果となってもご遺族側の時計は停止したまま。亡くなられた方の年齢をいつも数えているというケースも少なくないし、被害者となられたご主人の靴を毎日磨かれているという悲しい話があることも知って欲しいもの。

 悲しみを癒すには時間しかないと言われる言葉もあるが、そんな簡単ではないのが人の世の悲しみの現実。確かに生前の「思い出話」が薬となることもあるが、悲嘆の世界は体験した人にしか理解出来ない問題であり、我々の仕事は「悲しまれる環境と時間」を大切に考え、「少しでも不幸でないひととき」をプレゼント申し上げる仕事なのである。

お詫びと訂正  NO 3305 

「NO 3295号」で書いた「三丁目の夕日」だが、疎開道路を走っていた市バスの路線番号を「13番」と書いていたのは記憶違い。ふと当時の光景を思い浮かべたら「11番」だったので訂正しておこう。

 弊社「西館」の南側に隣接するコインパーキングがあるが、昔は喫茶店、自転車店、本屋さんの3軒が存在していた。この喫茶店のコーヒーは有名で、近所への出前に上品な和服姿の女性が担当されていたので印象に残っている。

 疎開道路の国道25号線から生野中学校の信号までは理容店が多く、記憶しているだけで5軒あった。

 商店街寄りにあった理容店だが、その後に商店街の中に移転されたのだが、ここのオヤジさんがスポーツ刈りで世界一になられ、全国の理容店の後継者達が住み込みで大勢おられたことも憶えている。

 彼らとは銭湯で顔馴染みとなり、沖縄、八日市、東京などあちこちから研修に来ていることを知ったが、オヤジさんの教育は厳しかっても、それぞれの技術の進化は素晴らしく、一流ホテルの中にある理容室の責任者として迎えられた人物もいた。

 この理容店だが、商店街に移転された当時のサービスが話題を呼んでいた。席に座ると同時にシャンプーが始まり、散髪、顔剃りの後にもう一度シャンプーがあるので2回されたし、マッサージ機能が内蔵された最新型のチェアがセッティングされていたのでいつも満員の状況だった。

 オヤジさんの奥さんがシャンプーや顔剃りを担当されていたが、私が若かりし頃、「兄ちゃんの髪の毛は硬いので大変よ」と言われたのに、50代になった頃には「細くなったようでソフトになったね」と言われてショックだった。

 そう、それだけ薄くなってしまった事実を物語るものだったのだが、その後徐々に寂しくなる昨今である。

 昔、疎開道路のすぐ近くに衣料品店があった。随分前に東の方へ移転されたのだが、素晴らしいご夫婦で、ご主人のお葬式を担当させていただいた歴史もあるが、私の幼い頃から知っておられ、奥様は今でも「ボク」という敬称で呼んでくださっている。

 商店街も後継者問題から閉店された店舗が増えた。数日前、年中無休と謳っていたスーパーがシャッターを降ろして休業となっていた。張り紙を見ると店内改装で今日だけ臨時休業となっていたが、そのすぐ近くの食堂にも張り紙があり、そこには「冷蔵庫が故障のため、本日休業」とあった。

利用したいけど  NO 3304

 親戚が携帯電話の中の写真を見せてくれた。そこには大阪駅を出発する前の「トワイライト・エクスプレス」の前で撮影された夫婦のツーショットがあったが、今冬の札幌の雪祭りのツアーに参加したものだった。

 体調を崩してしまってホテルの夕食も食べなかったそうだし、目的のメインだった雪祭りの会場に向かう前に足が吊るようになってホテルに引き返したと聞いたが、互いに齢を重ねると予想外のことが起きるものだと考えさせられた。

「トワイライト・エクスプレス」で思い出すのは友人が体験した気の毒な出来事。結婚25周年を記念して子供達からプレゼントされた北海道旅行だったが、帰阪するのに予定していたその列車が、新潟県地方で降った豪雨から運休となり、千歳から伊丹に空路で戻った体験だった。

「初めで最後と楽しみにしていたのに」と嘆いていた友人だが、こんな旅での不運に遭遇するとは本当に気の毒なこと。しかし、それでひょっとして事故に遭遇しなかったかもしれないと慰めた思い出となっている。

 上野から札幌に向かう「カシオペア」のチケット入手も大変だそうだが、全国で寝台列車として運転されている列車が少なくなったので、「撮り鉄」「乗り鉄」の人気が高まっているが、時間に余裕があれば利用したい列車である。

 因みに現在運転されている寝台列車は「トワイライト・エクスプレス」「カシオペア」「北斗星」「あけぼの」と併結運転されている「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」だけで、過去に存在していた「特急 日本海」が時折に臨時運転されているそうだが、一般にチケットが回って来ることは期待出来ないだろう。

 今秋から運転が始まるJR九州の観光列車「ななつ星」も話題だが、JR西日本も世界遺産を巡る特別列車を製作中だし、JR東日本でも特別列車の製造に取り組んでいるニュースもあった。

 大手の旅行会社がデラックスな旅行を要望する客のために専用窓口を設けている昨今だが、鉄道が単なる移動手段ではないことを考える人達も少なくないよう。

 JTBで知られる「ルック」の企画だが、海外旅行の利用者の約半数が「ビジネスクラス」を選択されるそうで、それらが年々高まり、特に団塊世代にはその傾向が顕著と分析されていた。

 結びに今日お話しさせていただいたお寺様が「顕教」と「密教」について解説をされていた。前者のケースでは「天台宗」が知られるし、後者は「真言宗」ということになるが、質問をした本人も「分かり易い解説」と嬉しそうな表情で拝聴していた。

今日の「幸せ列車」の各駅停車のコラムには、塾生のブログで触れられていた「歎異抄」の「只もらい」の紹介をしたが、ネットから吸収出来る情報はそれこそ無限で、この世に存在する全ての図書館が内蔵されているような世界とも言えるだろう。

止まった時計  NO 3303

 午前中に行われていたお葬式に参列、焼香をして手を合わせて来た。

 禅宗の中で宇治の萬福寺を本山とする黄檗宗のお寺様が導師を務められていたが、昨日のお通夜と一緒で参列者の方々に経本を配られ、ページ数を案内されながら法儀を進められ、時には漢文でなく口語体でのご読経をされたので印象に残るご葬儀となった。

 テレビのニュース、池田小学校で起きた悲しい大事件から明後日で12年を迎えることを知った。時計が止まったままのご遺族が綴られた書物が発刊されるそうだが、その中に、アメリカの学校で発生した銃撃事件の被害者遺族との交流も触れられ、こんな悲しい事件が二度と起きないことこそが、被害者となった子供達のための供養であるように語られていた。

 記憶に新しい亀岡の無免許による居眠り運転事故だが、娘さんと生まれる筈だったお孫さんの命を奪われてしまったご遺族の方が、運転免許を取得する方々に悲しみを訴えるご講演をされたニュースもあったが、こんな被害に遭うことは明日の自分かもしれないので考えさせられる問題である。

 昔、警察職員であった友人に、免許の更新時に事故の件数やデーター分析を講習するのも大切だが、被害者が送られるお通夜や葬儀の現実を知って貰うことも必要ではと提案したことがあるが、あれから30年以上経ったが、やっと被害者の声を具現化させたようだと思えた出来事だった。

 池田小学校の事件発生から2か月後ぐらいだったと記憶するが、あるホテル玄関から乗車したタクシーの運転手さんの話に衝撃を受けた。同じ会社の運転手さんが過去に犯人を乗せてトラブルになった事件があり、対応された担当者も異常性を感じたというのだから何とかならなかったのだろうかと残念に思えてならなかった。

 何度も書いて来たが、今日あることは本当に幸運の連続で至ったことであり、多くの悲しい葬儀を担当させていただいたことから感じた結論が「被害者になるな」「加害者になるな」ということであり、私がこの世に生ある内には何度も語り継ぎたい言葉となっている。

 アメリカの銃規制は不可能なようで、今後も悲惨な事件が発生することは否めないと想像する。

 過去にワイキキの街を歩いていて知ったことだが、50メートルに一人ぐらいの割合で出会うのが「銃の射撃体験」の案内看板を手にする人達の存在。ピストルから小銃まで様々なコースがあるみたいで、1万円程度で試射出来るという広告は、観光案内の中にも挟み込まれていたのでびっくりした。

 過去に韓国の試射ビジネスで、日本人が火災に巻き込まれて被害に遭ったこともニュースで報じられていたが、こんな現実が観光客をターゲットに行われていること事態が衝撃で、単なる好奇心や興味本位で行動されないようにと願っている。

睡眠不足に  NO 3302

 数日間遠方に出掛けていた。いつもならパソコンを持参、宿泊するホテルで更新することを続けて来たが、今回はなし。理由は荷物を最小限にする必要があったこと。時差ボケへの対応や出入国時に予想される面倒な検査などだが、機内での長い時間の中で、持参するべきではという思いもあったのも事実だった。

 時差が19時間の地域。日本を夜遅くに出発をしても同じ日の朝に到着するのだから頭の中が混乱する。時計を日本時間にしたまま、5時間先で換算して日付を考える数日となったが、朝食や夕食時に服用する薬のことがややこしくて大変でもあった。

 出掛けていた間、会社のスタッフは仕事に追われていたようで申し訳なかったが、会社への電話も日本時間のことを考えてからしなければならず、午前と午後の12時間を誤解してしまったら大変で、当直のスタッフ達を「ドキッ!」とさせると申し訳ないので時計を見ながら計算をしていた。

 齢も重ねたし、健常者ではない状態で海外へ出掛けることは大変だが、何とか問題なく帰国出来た。

 知人のお身内でご不幸があり、スタッフからの連絡でお通夜へ参列してきた。享年92歳でのご逝去だったが、98歳のお身内が参列されておられることを知ってびっくりした。

 お寺様のご法話の中で、生まれる時と静かに息を引き取られる瞬間について「阿・吽」という言葉で説かれていたが、参列者が頷かれていた。

 この世に生を享けることはまさに「ご縁」とも説かれ、戦争を生き抜かれたことも凄いことで、私の持論である「今日あることは幸運である」と同じようなお話をされていた。

 午後からスタッフに乗せて貰って4時間ほど高速道路を走って来たが、工事で一車線となっている渋滞の中で信じられない横着な車を目撃して衝撃を受けた。路肩を走行する不届き運転は少なくないが、びっくりしたのは工事車線を猛スピードで走行して行ったからだ。

 赤いコーンで仕切られたゾーン。何処かから侵入したものだろうが、どんなに急ぐ事情があったとしても<これはないだろう!>と思った人達が多かったと想像する。

 ネットのニュースにアントニオ猪木氏が「維新の会」から立候補予定とあった。大阪府の松井知事のオスプレイ受け入れ発言に関し、地元の根回しもされていないと物議を醸していたが、「幹事長としての発言で、知事としての発言ではない」との弁明をされ、こんな都合のよい使い分けをする人物とは信用出来ない人柄が見える。パフォーマンスで話題を呼んだ猪木氏が「維新の会」にと知って、はっきりと凋落の一途を垣間見た思いを抱いてしまった。

 松井知事と教育長が訪米されるニュースもあったが、橋下市長が中止したことに同調するべきで、抵抗感を抱かれる方々が多いだろうし、住民側からの反対行動が表面化するだろうと想像する。

 斜面を下り始めると角度を見失うことが多い。横で客観的に見ればはっきりと分かるのに、当事者自身には見えないのが世の常。失言問題発生から「火に油」というような拙いシナリオが続いている。「迷」プロデューサーではない「名」プロデューサーの登場を期待する。

若さゆえ?  NO 3301

「四面楚歌」という言葉があるが、「市免訴歌」というような状況に陥っているのが我が大阪の市長のようだ。

 一連の発言問題から広がり、「訪米を中止せよ」という市民団体が訴えたと思ったら、中止を発表したら「キャンセル料を自費で」と訴えていた。

 また、弁護士会の一部と呼び掛けに応じた市民団体が「懲戒」を求める動きもあったし、市議会でもそんな提起が行われたニュースもあったが、女性の国会議員の一部からも追及する会見の様子が報じられていた。

 彼の周囲にアドバイスをする人物が存在しなかったのだろうかという意見が多いが、これまでの行動からすると絶対に折れるような性格ではないようである。「結果は選挙で」と言うのが彼の持論だが、維新の会内部からも危機感を訴える意見が多いようで、このままでは間違いなく惨敗と予想されている。

 政治に携わる立場は「言動」が武器であることは確かだが、発言に責任を持たなければならないのは当然で、誤解を生じさせることも含めて発言に神経を遣わなければならず、今回のシナリオの拙さには同情すら感じてしまう昨今である。

 関東地区の梅雨入りが発表されたが、彼に梅雨明けが訪れることを期待する人も多い筈。「誤り」を「謝り」に意識改革出来るかが重要で、市政改革が停止している現実を踏まえ、市民の益になる「市政」の行動「姿勢」を望んでいる。

 人生とは一つ歯車が狂うと取り返しの付かない支障を来すことも多いが、時計の針を戻すことは出来ないのは誰もが知る常識。故に「被害者になるな」「加害者になるな」という私の口癖が生まれた背景でもある。

 事故を起こさないように運転をしなければならないし、事故を起こして謝罪しなければいけないのも常識ではないか。そこで開き直られたら誰でも怒りを覚えると同時に人格を疑うのも当たり前である。

 彼には多くの子供の存在があるが、そんな子供達を悲しませたことは残念である。そこで自身が市長の前に「父」であり「夫」であることに立ち返り、客観的に捉えることになれば事の重大性が認識されるだろう。「才」があることは確かだし、「際」も「再」もあると伝えたい。ただ言う側と言われた側の「差異」だけは理解するべきだろう。

急変する現実  NO 3300

 友人達と打ち合わせがあって予約されていた会食の場所へ行った。部屋を頼んでいたので案内されてみんなで着席をしたのはよいが、部屋の外のテーブル席に10数人の男女がおり、耳に入る言葉の内容から何か人事異動による送別会のようで、その盛り上がりによる大きな声に悩まされた。

 最近の国際線の飛行機には個室タイプのクラスの導入が増えてきており、安全面から天井の存在がないようになっているのだが、この飲食店の個室にも天井部分はなく、扉の外側のテーブル席のお客さんの声が丸聞こえとなって来るので騒々しい。

 料理は海鮮が中心だが新鮮で食材が豊富にあるし、価格がリーズナブルなので人気が高いが、前回に利用した際に友人から頂いた「3000円」の割引券があったので、支払いを済ませて割り勘にしたら、「本当にこれでいいの?」と信じられないらしくびっくりしていた。

 毎日、私宛の郵便物が届く。半年前からのご仏縁でお寺を式場として拝借させていただいた遠方のご住職から貴重な書物を恵贈くださり恐縮しているが、落ち着いてからお礼状を差し上げなければならないし、交流のある広島の会社のチーフさんからは定期便のようなお葉書が届き、20年ほど前に講演に行った他府県の同業者からは招待状が届いたのでさてどうするかと迷っている。

 業界が急変しつつあることは確か、そんな中、危機感を抱かれた宗教者の皆さんがあちこちの大都市で会合を開かれるそうだが、私が30年前に問題提起していたことが現実となり、さてどうなるのか成り行きを見守りたい。

 数日前、奈良県在住のお寺様と話した。「大阪市内のお寺はどうなってしまったのだ?」「なぜ導師一人だけになってしまのだ」と詰問されたのだが、「家族葬」という言葉が独り歩きしてしまった弊害もありますとお話すること、決して良い世の中になっていないので
寂しいことだと結ばれた。

 そんなこと上述のお寺さん達に会合に至ったようだが、近い将来を考えると明るい兆しが簡単には見つからない重症であることは事実で、真摯に受け止めて分析する必要があるだろう。

「寺」と「家」という檀家制度に変化が生じ、住職と所帯主との関係がどうなるかというも問題のテーマになるようだ。

 これまでの一般の方々向け講演で終了後に行った質疑応答だが、そこで出て来る素朴な質問にこそその将来への答えがあるように思っている。

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