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あの日、あの時  NO 3309

 喫茶店で知人に会ったら、ある人物について訊かれた。それは、昔、疎開道路にあった洋画専門のパーク劇場の前で串カツ屋さんをされていた「屋台のおっちゃん」のこと。

昨年だっただろうか、トヨタ自動車のCMで流されて有名になった「でんでらりゅう」の歌が、「おっちゃん」の作詞作曲によるもので、原曲は長崎県の童歌であったのだが、フォーク調に編曲されてリズミカルに歌われた曲は、結構ラジオから流れていたし、詞は歌えないが旋律ははっきりと憶えている。

「あのおっちゃん、どうされているの?」と質問されたのだが、かつて「おっちゃん」はラジオ番組で占いを担当されており、関西ではかなり知られた人物で、その方も店を訪問した際に占って貰ったことがあったそうだ。

 ご自宅にはずっと「屋台のおっちゃん」という看板も掲げられてあったが、現在では大阪市の区画整理で更地となってしまっており、生野東の銭湯「日の出湯」のすぐ近くであった。

 確か奥様のご葬儀だったと記憶しているが、ご仏縁に結ばれるお寺で担当させていただいたら、火葬場に向かう車の車内で「あなたの司会は普通じゃないね」と言われ、同乗されていたご住職が「有名な司会者ですよ」と言葉を添えてくださり、「道理で。私の葬式の時も頼んでおくよ」と仰られた。

 それから数年後、そのお寺様から電話が。「あの時の言葉を思い出したので」と言われたのだが、それが「おっちゃん」のご訃報であることを知って一気に寂しくなった。

 長いコートを着用されていたお姿が印象に残っているが、冒頭の人物が店で占って貰った時のことを懐かしそうに話してくださり、亡くなられた事実を伝えると寂しそうな表情を見せられた。

私より6歳年上だった筈だから、今ご存命だったら72歳となられるが、60代を迎えられてからすぐにご逝去されたと記憶している。

「でんでらりゅう」の発祥の地長崎県で、雲仙にある超高級旅館の温泉タンクで二人の従業員が倒れていたニュースがあった。どうやら硫化水素か一酸化炭素が原因のようだが、換気しながら清掃をされていたらと悔やまれる。

 アメリカのリゾート地のホテルでミステリーな事件が発生していた、2か月前に70代のご夫婦が滞在して1時間後に原因不明で死亡されたのだが、同じ部屋で11歳の子供が亡くなり、同室していたお母さんも病院に運ばれ重体という。

その事実を知られたご夫婦の家族が原因も不明なのに部屋を利用していることは信じられないと憤慨されていた。

 この部屋だが、温水プールに使われる水を温めるためのガスファンヒーター部屋の下を通っているらしく、それが原因みたいである。