今年の夏は異常なほど暑い。今日も大気が不安定らしく、30分ほど雷鳴が続いていた。
男性でも日傘を手にされる方が多くなったそうだが、雨天と両方使える物なら便利だろう。
これだけ気温が上がると食中毒にも気を付けたい。特に体力が落ちている時は危険で、幼い子供や高齢者への配慮も考えたい。
あちこちで起きた事件のニュースには「命」の重さが忘れられているみたいで、「幸せ列車」のコラムや「独り言」で触れた「命の教育」と「あの世の教育」が急務のよう。
昔、あの世に夢を託してこの世を出立することになれば幸せと書いたことがある。殺人事件を起こして逃げ回って時効になった犯人も存在するだろうが、この世を旅立つ瞬間に恐怖に怯える筈である。
あの世の存在を否定する人でも、その瞬間が到来すればふと考えてしまうのが人間の宿命であり性である。これだけこの世で苦労したのだから、来世はきっと幸せだろうと夢を託するというのが人の世の救いとも考えられる。
世界に多くの宗教の存在がある。信仰する姿や手を合わす姿は美しいが、その対象を見間違ったら最悪の不幸で悲劇である。
人間とは弱いもの。断ちたいことを自分だけでは乗り越えられないので絵馬などに書いて誓いをするケースもあるし、アメリカ大統領が就任する際に聖書に手を触れて誓うこともそうだろう。
神社仏閣にお願い目的で参拝される方も多いが、神仏がそれぞれの願いを叶えるのはさぞかし大変なことだろう。
女性週刊誌には占いや幸運を呼ぶアイテムの販売宣伝がいっぱいあるが、男性雑誌にはあまりないのはどうしてだろう。女性はそれだけターゲットの対象になり易いのだろうか。
携帯電話で占いビジネスを展開するケースもある。その奥に入ると脅迫商法という世界が待ち受けている。一度入ると気になって抜け出せない仕掛けがあるみたいで、悩みを相談したら悩みが何十倍になったというケースも少なくないよう。
新聞にも「今日の運勢」なんてことが存在する。浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、占いや迷信に左右されることなくと説いておられたが、その信仰者でも運勢が気になってしまうみたい。運勢のページを見られたら、好ましいことだけを信じ、悪いことは「こんなの当たらないから」と思えば解決である。
他人を占うことが出来るなら、自身を占う方が簡単な筈。そんな当たり前のことに気付けば、ややこしい祈祷師の被害に遭わなくなるだろう。