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気になること  NO 3379

 政府が有識者に依頼して消費税の増税について意見を聞いている。総勢で60名というのだから真剣に取り組んでいるようだが、単なる表向きのパフォーマンスでないと信じたい。

 消費税について我が葬祭業の立場からすると強い抵抗感を抱いている。仕入などのコストに関して課税されるのは当然として納得するが、「ご家族」が「ご遺族」と呼ばれるようになった悲しみを迎えておられるのに、そこに「消費税」を賦課するなんておかしいと感じてしまう。ブライダルや祝賀会なら課税対象になっても仕方がないと思うが、葬儀という世界には似合わないと伝えたい。

 福島原発の汚染水問題が深刻である。海へ流出してしまっている事実は東電も政府も早くから分かっていたという指摘も出ている。そんな問題は、来月の初旬に決定される東京オリンピックの招致にも関連して来る。

 猪瀬都知事のイスラム発言から東京が随分と低下した事件もあったが、その後トルコの国内の混乱やスペインの経済的な事情から東京が再認識されつつあるようだ。

 ニュース映像にあったイギリスのIOC委員のコメントに衝撃を受けた。彼は福島の原発事故問題に触れ、これまでに何の対策も出来ていない現実こそ問題だと指摘。果たしてどんな結果となるのだろう。

 冬季オリンピックとは大きく異なるかもしれないが、かつて長野オリンピックで生じた様々な問題を思い出してしまう。来日したIOC委員会の一行に特別列車を仕立てて長野へ向かった出来事もあったし、一部の大企業に大きなメリットが生まれたことも知られている。

 そんな長野県でペンションを経営する知人がいる。オリンピックで潤うからと多額の設備投資を行ったが、大会が済むと借入金だけが残って大変だったと語っており、周辺にはそんなケースがいっぱいあると嘆いていた。

 国民の一人としてオリンピックが東京で開催されるのは歓迎したいが、メリットの裏側でデ・メリットが生じる陰の部分に配慮がなくては問題である。歴史に残る「時の総理」「時の都知事」「時の大臣」も考えたいが、1000兆円の借金が孫や曾孫達への遺産となる事実も忘れてはならない。

 いざとなれば国債を発行すればと進めて来た我が国家。その「つけ」が表面化した際に手遅れということだけはないように願いたい。

 大都市から中堅都市に至るまで、安易にカジノ構想を謳い上げているところもあるが、社会として、人として「ギャンブルとは」と考えることも大切だろう。

ホスピタリティ  NO 3378

 商店街を歩いていると、昔から交流のある花屋さんのシャッターが降りている。貼られていた紙に書かれている文字を確認すると、約2週間、産地研修会のため休業しますとあった。

 2週間も不在となると、店内にあった筈の多くの花はどうなるのだろうか。戻られてオープンさせたら枯れたり蕾が開花していたらどうするのだろうかと心配になったが、こよなく花を愛される人物なのできっと何か対策を講じていると想像している。

 今日の午前中に大阪市内に降った雨は記録的なものだった。10分間に27,5ミリも降ったのだから凄いもの。大阪駅周辺ではマンホールの逆流現象も発生し、近くで浸水の被害が出たと報じていた。

 同じ頃、弊社の式場で葬儀が行われていたが、会葬に来られる時間帯に被さってしまったので大変だったと拝察する。

 式場の中に入れば雨の心配もないしエアコンの恩恵の世界がある。玄関スタッフがタオルを手に濡れられた参列者の皆さんをフォローしてくれていただろうと思っているが、ここでふと思い出したホテル「リッツカールトン」の顧客サービススタッフのホスピタリティの基本として指導されている項目について触れておこう。

「感謝の心」「誠実の心」「思いやりの心」「謙虚な心」「愛の心」「忠誠の心」「使命感の心」「奉仕の心」の8点だが、前にも書いたが、「お客様は紳士・淑女で、その方々を大切に対応する立場の我々も紳士・淑女であるべき」という発想は他のホテルには見当たらない心情で、スタッフに特別に与えられた責任というのも興味深い発想であった。

 もしもお客様に粗相をしてしまった場合、すぐに上司に報告するのが世の常だが、このホテルでは対応予算と対応時間の権利が本人に与えられており、それをオーバーする時は上司に連絡という取り決めが存在している。

「幸せ列車」のページで「天国ゆきの切符」のプレゼントの企画が紹介されているが、これは弊社が加盟する「日本トータライフ協会」のメンバーである葬儀社が実際に行った配慮で、病室で壮絶な闘病生活を過ごされて亡くなられた故人が、「もう一度富良野に行きたかったなあ」とお心残りがあったことを耳にしたスタッフが、富良野行の切符を購入してご遺族へプレゼントしたエピソードがベースになっている。

 その会社は「苫小牧市民斎場」だが、何度も訪問したことがあるが、行く度にサービス発想が進化している事実が素晴らしいし、地域のベストワン、オンリーワン企業として認められていることを嬉しく思っている。

 この会社のスタッフにも一定の予算の執行権利が認められており、その金額をオーバーすれば上司の採決となるが、この会社のスタッフや、同じグループの室蘭市民斎場のスタッフ達が実際に行った感動的な配慮がいっぱいあり、彼らと会うといつもそんな話題を語り合っている。

 福岡県で幼い子供達3人が犠牲になった飲酒運転事故から7年が経った。九州の大手バス会社の運転手が酒気帯びチェックを同僚に代行させてすり抜けていた疑いが表面化したり、新幹線の運転士が運転中に公的な携帯電話を私的に利用して8人が処分されたというニュースもあり、交通機関に携わるプロが何たる行為と嘆かわしい限りだが、我々葬儀社の協会が「飲酒運転撲滅」を訴える行動も打ち出しており、上述の苫小牧市民斎場も室蘭市民斎場も加盟するプロの仲間達である。

思い出から  NO 3377

 かつてライオンズクラブの一員の時代があった。35歳で入会し、大病を患うまで在籍していたが、健康上の事情から退会をした。

 約25年間の在籍だったが、ナレーターが本業ということからフェスティバルホールや中央体育館で行われた近畿の大会で物故者追悼のナレーションを担当したことがあり、創作したオリジナルの原稿をあちこちから所望されて困った思い出もある。

 中央体育館でナレーターを担当した際、想像もしなかったハプニングが起きた。照明のプロスタッフを入れた本格的な式次第を組み、全ての窓を暗幕で外光が入らないようにしたのはよいが、リハーサルの時は問題なかったのに、いざ本番となって私のナレーションの出番となった瞬間、陰アナの手元を照らすライトまで消してしまったのだから原稿が全く見えなくなってしまった。

しかし、自分の創作の原稿なので、日頃の仕事で使っていたシナリオを思い浮かべながら適当につないだら、何とかうまく進んだので安堵したが、そのハプニングに気付かれた照明の監督さんが謝罪に来られた際に、どんな方法で原稿が読めたのかと問われ、事実を伝えると驚愕され、それも私の伝説のひとつとなっている。

 同じクラブの先輩メンバーに税理士さんがおられた。毎年恒例のゴルフコンペで宇部カントリーへ行った際に同伴競技者としてラウンドさせていただいたが、先生はその後近畿税理士会の会長から全国の会長にご就任されていた。

 一泊で遠征ゴルフコンペが開催され、大型バスで中国道を走って岡山方面へ行ったことがあったが、仕事の都合で日帰りを余儀なくされたところから私だけ自分の車で出掛けた。

 途中で立ち寄ったサービスエリアで休憩中、先生が「あの車を運転させて欲しい」と言われ、もう一人のメンバーと私の車に乗られ、次に立ち寄るサービスエリアまで私はバスの方へ乗った。

 その数年後に先生のホームコースにご一緒した思い出もあるが、所属していたクラブには3人の税理士さんがおられ、皆さんゴルフを楽しまれていたことが懐かしい。

 メンバーの中にハンディキャップが「0」という人物がおられた。九州遠征コンペにご一緒したこともあったが、彼はホールインワンを7回も達成され、その内の4回が公式競技というのだから驚きである。

 7回目のホールインワンを達成された時、記念のパーティーが開かれたが、その際に保険会社の人物がスピーチされ、「我々の業界ではホールインワンの発生は事故と考えており、7回もされたら最悪なのです」とコメントされて会場が一気に湧いた出来事も忘れられないことだった。

 また、別のメンバーがABCゴルフクラブで行われたコンペでホールインワンを達成。記念のパーティーで参加者全員に「パター」を記念品としてプレゼントされたことも語り継がれている。

 そうそう、前述のハンディキャップ「0」の彼とは、9クラブ合同の貸切コンペで同伴し、他クラブのお二人とご一緒したが、パー「3」で珍しい出来事が発生した。他クラブの人物がOBかセーフか分からない茂みの近くに打ってしまい、暫定球と宣言して打ち直したら、何とそれがカップインしてしまい、その光景を隣のホールからボールを探しに来られていたキャディさんが目撃されたのだから大変な騒ぎに。クラブハウスに戻ると「ホールインワンおめでとう」と祝福されることになってしまっていたからで、「実は暫定球だったのです」と説明されるのが気の毒だった。

 因みに第一球がセーフゾーンにあり、ルール上から暫定球のカップインは認められず、難しい所からだったのでダブルボギーとなってしまい嘆かれていた。

風物詩  NO 3376

 我が大阪では地蔵盆の時期を迎え、あちこちに点在する「お地蔵さん」が提灯などで飾り付けされている光景を目にする。

 我が家のすぐ近くにも「お地蔵さん」が存在し、地域の人達が盛大に行事を進められている。

 お釈迦様が入滅されてから「56億7千万年後」にこの世に降臨され、民衆を救うと言われているのが「弥勒菩薩」だが、その時までこの世の様子を見守ってくださるのが「地蔵菩薩」という説もあり、別に「閻魔大王」に代わってこの世を見られているという説も何かの書物で読んだことがある。

 葬儀という仕事に従事しているところから、初めて子供を授かった際、100軒ぐらいのお地蔵さんにお供えを持参して回ったこともあったし、初孫が誕生した際にもそれに近い行動をした。

 そんな行動で想定外のことがあった。仕事柄で顔を知られていることもあり、あちこちから「供養ですから」とお返しの菓子などが届けられ、まるで菓子店が開けるぐらいになったのだからびっくりだった。

 缶ジュースやサイダーなどもあったが、これだったら「お返し不要です」と伝えるべきだったと後悔した。

 そんな夏の風物詩もあちこちで寂しい話も出ているのも事実。世話をされる方々がご高齢になり、誰がお守りを継いでくれるかという後継者問題が表面化しており、そんな相談を受けることが多くなっているからだ。

 それぞれの「お地蔵さん」には「北向け地蔵尊」とか「光高光玉地蔵尊」というように名称が付けられ「奉賛会」という形式でバックアップをされているが、それがどんな目的で誰が設置されたかまで遡るのは簡単ではなく、権利者の存在が不明というケースもあるので大変のようだ。

 幼い子供を亡くしたことから自宅の塀の一部に建立された人もおられたし、初孫の誕生と言う嬉しさに地域に建立された人もおられたが、それから数十年も経過するとそんな事情を知る人も少なくなり、後継者問題は想像以上に深刻である。

 もう30年ほど前のことだが、お供えのお金を積み立てされ、それでパイプテントを購入されていたのだが、皆さんが高齢になられてテントを立てる作業が大変になったと言われ、リース会社を紹介して欲しいと頼まれた出来事が次々に起きたことを憶えている。

「恒例」が「高齢」問題で悩んでいる現実が寂しいが、これらは今後一層深刻になるように思われる。

 猛暑日の続く我が大阪に久し振りの雨。窓を叩く雨音と共に雷鳴が聞こえる。一昨日だったか、島根や鳥取で1時間に100ミリを超す豪雨があったと報じられていた。

 北陸で大雨、突風、落雷による火災の発生というニュースもあったが、あちこちで渇水問題が表面化している一方で、こんな大雨の地域があるのだから自然の我儘とは皮肉ではないか。

悲しみの心理  NO 3375

「独り言」では朝から行った病院での診察と薬局で貰った薬のことを書き、「幸せ列車」のコラムでは弊社の社名に関することに触れた。

 報道から問題視されている「秋田書店」のことも書き、30数年前にその反対になるようなことをしたのを思い出して書いておいたが、ご興味があれば上部の<HOME>から「幸せ列車」のページをどうぞ。管理人の「かめかむかさん」とコラムがいつも秀逸なので訪問される方が多いようだ。

 3本のコラムを打ち込むことを日課の責務と取り組んでいるが、やってみるとネタ探しで苦労するのは当たり前。友人達から「よくやるわ!」と呆れられているが、「生かされている証し」なのでこの世を出立する瞬間まで指先が動けば続けようと思っている。

 こんなことを現在まで続けることが出来たのは、昨日の号で書いたように「リハビリ」を兼ねての行動だが、併せて頭の中に記憶障害が起きないようにという考え方もある。

「何を食べたか思い出せない」と単なる物忘れで、「食べたことを忘れてしまう」とアルツハイマーと解説されていた医師がおられたが、そうなれば本人は分からなくとも周囲の人達が大変な思いをされると想像する。

齢を重ねると古い記憶が消えてしまったり、新しいことを入力出来ない症状が生じる危険性があるそうで、そうならないようにするためには脳を使って活性化することが重要なよう。

 ある医師が、「頭の中には一杯引き出しが存在するが、あれはどの引き出しに入れたかが分からなくなると問題だ」と説明されていたが、最近は30代や40代でも記憶障害が起きるケースも増えているそうで、日頃のストレスから逃れようとする思いがそんな症状を形成してしまうようである。

人間とは想像するよりも弱いもので、時には自分で自分を苦しめる行動を取ることも少なくない。女性の更年期障害に見られるケースに「躁鬱病」があるが、「躁」になると「他人を噛み」、「鬱」になると「自身を噛む」特徴があるそうで、大切な方を亡くされた悲嘆の心情にはそんな兆候が見られることも多いそうだ。

 前にも書いたが、悲嘆の心情に陥ると、「孤独感」「絶望感」「自責感」「判断力低下」「猜疑心アップ」「疲労感」「不信感」などが強くなり、酷いケースでは「幻聴」や「幻覚」に至ることもある。

 ご遺族との打ち合わせ時だが、ご理解されているだろうと思ったら間違いが生じる。なぜなら上述のような心情が拝啓にあるからで、何方か書記役みたいな方の存在も重要となり、故人の娘婿さんが貴重となると言われている。

質より量  NO 3374

 ひょっとしていたら、このコラムをまた病院のベッドの上で打ち込む羽目になっていた可能性があった。そんなことを「独り言」で触れ、「幸せ列車」のコラムでは考えられない制約が表面化した昔のある葬儀の体験談を書いた。

 このところ「病院船「と「火葬船」のことを何度も書いているが、この発想をビジネスに捉えている組織もあるが、弊社が加盟している協会はビジネス的な考え方は一切なく、ただ行政が具現化してくれることだけを願っているので誤解をされないよう。

「命の教育」に取り組んでいる組織団体も多いし、その中には自治体関係者や宗教者もおられるが、あまり学問的に構築してしまうと方向性が間違ってしまうので気を付けたい。

 我々の協会が提案しているのは「人の世の悲しみの現実」で、お通夜や葬儀の場がどんな環境なのかを伝えたいということだが、ネット検索で「あの世の教育」と打ち込んだら、私のコラムがトップに出て来たので驚いた。

 この「会長のコラム」を検索すれば、もうトップページに出て来るようになったのでびっくりしているが、日々の更新とはこんな結果として表面化するのでネット社会の不思議を感じている。

近い将来、「独り言」のページを閉鎖する予定で、毎日3本の更新は大変だし、もうすぐメールマガジンを始める予定なのでご興味があれば「日本トータライフ協会」のページからどうぞ。

 振り返れば「独り言」を始めたのは2002年3月のことで、当時はまだ「ブログ」という言葉も存在していなかった。始めた当時、掲示板形式なので「どのようにしたら参加出来るのですか?」と問い合わせのメールが多かったが、敢えて一方通行で発信する方式で進めて来た。

 まったく知らない方が「独り言」の紹介をしてくださったこともあって恐縮したが、そこから様々な方達とご仏縁に結ばれることになったので手を合わせている。

「号数」は3374号という数字になっている。実際はもっと多いのだが、どこかで号数の打ち込みを間違ってしまったみたいで、探すのも面倒なのでそのままにしている。

 大病を患って入院した当時が大変だったが、右半身の麻痺から文字を打ち込むのに想像以上の苦労がある。「H」の文字を押そうとするのに指先が隣の「G」や「K」を押さえてしまったり、時には文字の間を押させてしまうのだから難儀なこと。リハビリを兼ねて取り組んできたが、最近は目の調子も悪いので変換ミスや誤字脱字が目立って多くなってしまう。

この「コラム」を打ち込み始めてからここで「140475文字」となっており、10,5のサイズ文字で188ページとなっている、

「独り言」から比較したら文字数が4桁くらい違うだろうが、駄文の列記は「生かされた証し」として続けるつもり。

 夜に病院で医師の診察を受けたが、会話をしながらパソコンのキーボードを器用に打ち込まれているので羨ましくなったが、アナログ人間の私がこんなページを発信するなんて想像もしなかったことである。

災害に備えて  NO 3373

 昨日の号で書いた「病院船」と「火葬船」のことを発想したのは阪神淡路大震災での体験からだった。犠牲になった方々が6000名以上もおられ、検視官の不足という問題も表面化したが、阪神間の自治体の火葬施設の被害やアクセス道路の損壊からどうにもならず、日に日に大阪市内でも受け入れ態勢が限界になり、自衛隊のヘリコプターで八尾空港に搬送され、そこから大阪市内の火葬施設で対応したところから、犠牲者以外の葬儀で火葬するのに8日間待ちという事態に陥った出来事もあった。

 また、自治体の条例の中に「市民以外は火葬出来ない」というのもあり、行政の混乱からトップ同士の話し合いにも支障を来し、どこでも想定外の問題として想像を絶する現実もあったのである。

 弊社が加盟する協会のメンバーに神戸の同業者がいるが、犠牲者の内の2千数百名の方々の対応をされ、1ヵ月の間、全社員が会社に泊まり込みでハードな体験をされていた。

 協会の研修会でそんな体験談を拝聴したが、それは涙なくしては聞けない悲しい物語もいっぱいあり、彼はメンバーから「悲しみの語り部」と呼ばれるようになった。

 あの時に「病院船」と「火葬船」があったらと思ったが、そんなことを訴えてもどの政治家も票につながらないことはしてくれず、今日まで実現に至っていないが、何度も入院した病院の病室で天井を見ながら、残された「この世」での時間を「命の教育「あの世の教育」に併せて取り組もうと考えた。

 過日に「幸せ列車」のコラムに書いたが、「あの世」の存在を信じるだけで加害者も被害者も激減することになる。弱者をターゲットにする犯罪も少なくなるので始めたいものだが、社会学者や教育者でない我々葬儀屋が訴えるので話題になっているようだ。

いくら交通標語を募って「飲酒運転撲滅」を訴えても、大学教授、医師、警察関係者も摘発されるのだから始末が悪い。そんな被害者の「お通夜」や「葬儀」の場がどれほど悲しい光景があるかを知るだけでもハンドルを手にする思いに変化が生じる筈。そんな体験から「飲酒運転撲滅」と「いじめ問題撲滅」も提起することになったのである。

 高速道路の逆走も増えたし、ブレーキとアクセルを間違えて事故に至ったケースが後を絶たないが、「もしも」という最悪の想定を考えれば随分と事故も減るだろうし、誰もが自身に厳しくなれる筈である。


 過日に我が家の近くの疎開道路で信じられない事故が起きていた。深いご仏縁のある知人の店舗に、車が玄関を突き破ったという恐ろしい出来事だったが、その数日後に今度は20メートルほどしか離れていない場所でトラックが歩道の境界になっている縁石に乗り上げる事故も起き、近所の方々が「二度あることは三度ある」という格言を思い浮かべながら恐怖感を抱かれている。

始まった提起  NO 3372

「病院船」や「火葬船」について提起したら、予想以上の反響があったので驚いている。戦時中は負傷兵の輸送に「赤十字」マーク入りの船も存在していたが、偽装船と誤解されたことから潜水艦の攻撃を受けたという歴史もあるそうだ。

 様々な医療器具や検査システムを完備し、多くの病室のある大型船を建造することは大切なことだし、大きな津波の影響を受けないように瀬戸内海や東京湾に常駐するような発想が必要である。

 大被害を受けた港に入港し、接岸が不可能でも小型船で搬送されることは可能だし、予め乗船する医師や看護師さんを登録しておく態勢も整えておくことも重要で、すぐにでも取り組むべき問題だと訴えたい。

 一方の「火葬船」は自治体が火葬場を新設することに対して反対が多く、あちこちで滞っている現実もあり、必要なところへ移動可能な発想が求められている筈。10キロ沖で火葬となれば誰も抵抗ないだろうし、悲しみの遺族や親戚の皆さんも乗船可能とすれば歓迎されるだろう。

 高齢社会の到来で火葬施設の不足が問題になっているし、近い将来のことを考えても不可欠なテーマで、そんな提案を訴える「日本トータライフ協会」の存在が注目されている。

 悲しい葬儀を体験したプロ達が、そんな事件や事故が起きて欲しくないと願って「命の教育」や「あの世の教育」を重視していることが話題を呼んでいるが、「飲酒運転撲滅」や「いじめ問題の撲滅」を葬儀の専門家達が真剣に考えているので賛同のお声が多い。

 今日のニュースで愛知県の警察署長がゴルフ場でビールを飲んで車を運転して更迭されていたが、元は交通を取り締まる交通機動隊の隊長だった事実もあり、「甘かった」で済む問題ではないだろう。

 福知山で起きた露店の爆発事故で3人の方が亡くなられたニュースもあった。そんな気の毒な犠牲者の悲しいお通夜と葬儀が行われるだろうが、「ご家族」が突然に「ご遺族」と呼ばれるようになった出来事に、参列される方々のやるせないご心情を慮る。

 何事にも「もしも」という最悪の想定を考えるのが「責任」ということだが、最近の社会ではそのことが希薄しているように思えてならないので気に掛かるし、ブログで炎上している不適切な投稿問題もそんな一端とも言えるだろう。

 最近にお話しさせていただいた宗教者の方が、「命の教育」や「あの世の教育」に関して本来は宗教者がやらなければならない問題だと仰っていたが、今後はそんな方々との交流も重要だと考えているし、政党を超越して賛同いただける政治家がどれほど存在するかも興味を抱いており、賛同とか応援するというお考えがあれば、是非「協会」のHPからメール送信いただければ幸甚である。

不思議なこと  NO 3371

 トランプには4種類のカードがあり、それぞれ「1」から「13」までの数字が入っている。それが偶然かどうかは知らないが、4種の意味は四季で、数字の「1」が一週間を意味し、「7×13×4」で「364」になり、ジョーカーを一枚足せば丁度1年の「365」になり、もう一枚あるジョーカーは4年毎に迎える「閏年」に充当するという説である。

 誰がそんなことを思いついたかは不明だが、トランプを製作販売するアメリカの業者には秘められた逸話があるので紹介しよう。

 トランプは2枚構造になっているが、それは第二次世界大戦の際、ドイツ軍の収容所にいる連合国側の兵士のために仕組まれた秘密があり、収容者にトランプだけは許されていたので、収容所周辺の地図を印刷したものを各カードに仕組み、それを剥がして並べると詳しい地図が完成するという仕掛けで、脱走を企てるには貴重なものとなっていた。

 そんなところから、トランプの製作販売はアメリカ軍の認証した業者に限られていた時代があり、その後制限が解かれて緩和されたそうである。

 この話は、我が国の「暦」の問題に似通っており、「暦」は長い間「幕府」の管轄でしか販売が認められず、所謂「御上」の官製というものだったが、明治時代に入って民間に製作が許されることになり、競ってオリジナル性の企画を謳うことになり、そんな中に迷信として表面化していなかった「六曜」が採り入れられ、急激に流行するようになった歴史がある。

 物事には様々な歴史があるので驚くが、幾つになって「知らなかった」とびっくりすることがいっぱいあるので退屈はしないものである。

 何度も書いたが「会いたい」「食べたい」「行きたい」「見たい」などの「たい」の欲望がなくなってしまったら人生は終わりだが、知りたいことというグローバルな興味を抱いていると寿命を延ばすことが出来るそうで、生かされながらも厚かましく「いっぱい」多くの「たい」を溜め込んでいる。

 話題を呼んでいる近鉄の観光特急「しまかぜ」だが、式年遷宮の影響からだろうか中々チケット入手が難しく、旅行会社から送付されて来たパンフを見たら、ツアーの中に組み込まれていたのが目に留まったが、宿泊するホテルが好きでないので見送ることにした。

 伊勢神宮の内宮周辺の渋滞が問題になっているそうだ。参拝するのに出来るだけ近い駐車場にと考えるのは当たり前だが、宇治橋の近くの駐車場なんて絶対に無理。お祓い通りから五十鈴川を渡った河川敷の駐車場でも空いていれば幸運で、下手をすれば歩いて30分ぐらい離れた場所しか駐車出来ないことも考えられ、式年遷宮の時を迎えたらどうなるのだろうと心配している。

信じなければ  NO 3370

 昨日の号で「あの世」の教育に触れたが、輪廻転生や「あの世」の存在を信じたら、きっと人を騙したり危害を加えるなどの犯罪行為が激減すると確信している。

 葬儀という儀式にあって「浄土真宗系」には「引導」という作法は行わないが、他の宗派の場合には「引導」作法が行われるのが多く、その代表的で分かり易いのが禅宗系の「喝」という導師の大きなお声である。

 この世からあの世へ送るべく作法ということになるだろうが、我々の仕事に従事していると「あの世」の存在を信じなければ成り立たず、昔から誰よりも「あの世」の存在を信じて今日まで生かされて来た思いがあり、30年前に小説「葬儀屋七万歩才のあの世の旅」を書いたきっかけにも大いに関与していたことになるだろう。

 小説の中では「十王経」をベースに「あの世」の裁判官の存在を物語の中心にしているが、過去に宗教者向けの講演で「小の月・大の月」について触れたら、何処でそんなことを知ったのかと質疑の時に問われたことがあった。

 ここに再掲しておくが「2・4・6・9・11」という「小の月」は「西向く士」であり、「1・3・5・7・8・10・12」という「大の月」は「いざ五七夜の十王」となる話で、戦いに明け暮れていた士が虚しさから悟り、西方浄土の存在と「あの世」の十人の裁判官のことを思い浮かべ「西向く士、精尽きて、いざ五七夜の十王経」という語呂合わせみたいな言葉生まれたのである。

 初七日から四十九日の満中陰まで7回ある裁判。それで全ての方の行先が決まるとされているが、「百箇日」「一周忌」「三回忌」の3回の追善の機会が残されており、それらは国際の飛行機のクラスのように、ビジネスやファーストへのアップグレードが可能ということにもなる訳である。

 仕事の関係から多くの宗教者の皆さんとのご仏縁があるが、本物と称される方にはそれこそオーラみたいな後光を感じることもあるし、お説教を拝聴しながらいつの間にか手を合わせていた体験もあったし、そんな人物が導師を務められるお通夜や葬儀では、これが「神変」の世界だという雰囲気が自然に生まれ、誰も私語さえ出来ない環境となっていることも確かである。

 仕種、言葉遣いから歩かれるお姿に如何にも「宗教者」というイメージが感じられるものだが、そんなお寺様達とご仏縁に結ばれた私の人生は本当に有り難いと感謝の合掌をしているこの頃である。

 昔、大阪府の仏教徒大会で大正大学の「藤井正雄先生」と対談させていただいたことがあった。先生は「葬儀大事典」を監修された人物でもあられ、お父様は知恩院のトップに就任されていた歴史もあった。

 また作家としても著名だった「寺内大吉先生」ともテレビの番組でご一緒したことある。どちらも浄土宗の世界では知らない人がいないぐらいのご存在だが、一介の葬儀屋である立場で、そんな方々とご一緒させていただいたことも人生の宝物のように思っている。

 上述した中に「語呂合わせ」があったが、それに関して「四十九日が三月に跨ったらいけない」という言葉が存在しているが、「始終苦が身憑き」とのことから嫌われているだけで、人の社会は何でも意味も考えずに気にするので困るが、外国の飛行機の席に「13」がないのも縁起担ぎで同じことのようだ。

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