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変化しても  NO 3579

「政治家の進退は政治家自身がお決めになることですから」なんて不祥事が表面化した政治家に対する発言をしている有力政治家があるが、これは間違っていると指摘したい。結論的に言うと政治家の進退は国民の怒りや心情が決めることであり、舛添都知事に対する都民や国民の感情からすると「舛添不要一氏」となるだろう。

過去の著書にご本人が展開されていた持論と全く異なる対応をされているので呆れられているが、徐々に逃げ場がなくなって来ているようであるし、擁護する姿勢を見せていた自民党もこのまま進めば参院選で500万票を減らす危険性があるということから辞任させる方向へ転換したという報道もあった。

深夜の大阪は雨が降って風が強まっている。沖縄、九州方面から雨雲が東に向かっているが、深刻な状況を迎えている関東のダム貯水地の水不足が解決されることを願っている。

さて、四国路を巡る88個所信仰だが、高齢者の増加と参加したいと願う人達の増加から多くの観光会社がツアーを組み、それぞれ人気があるというニュースがあった。

その中で1番札所からではなく、結願を迎える札所から逆回りで巡礼される方が増え、そんなバスツアーもあって話題となっていた、

人の流れが変わると宿泊地の利用や飲食店の売り上げも変化するし、持参するべき小物の購入や土産品まで影響が出るのも当然で、さてどうするべきかと悩む声も出ていた。

ネットを中心にして始まって話題となっていた若いお寺さん達が相談を受け付ける組織の存在が注目され、実際に面談出来るイベントを開催したら盛況というニュースもあった。

世の中には様々な悩みに苦しんでいる人達もおられる。人に言えないこともあるだろうし、他人に打ち明けて相談したことで悩みが何倍にも増加したというケースもあるので簡単ではないが、「仏教」とい人の生き方を根本的に説き、人の幸せを願う教えを背景にする裏付けのある宗教をバックにした相談は意味あることだと確信しているが、宗教者としての「人」の資質に大きく左右される可能性も避けられないことは事実で、素晴らしい価値ある相談者が窓口に集われることを願っている。

20世紀終盤頃から潮流となった葬儀専門式場の潮流だが、全天候型で参列者全員がエアコンの恩恵を受けることが歓迎され、今ではそれが当たり前になっている状況にある。

しかし、そんな中で「当家の葬儀は旦那寺で」と お寺の本堂の御本尊前でお通夜や葬儀をご希望されている方もあり、弊社で月間に数件そんなお客様をお寺で担当させていただいている。

御本尊の前の聖域で大切な儀式が厳粛に執り行われる意義深さをいつまでも大切にしたいが、ご住職と檀家さん達の日頃のコミュニケーションがうまくつながっていなければならないという条件があるように思える。

交通アクセスの不便なお寺もあるが、敢えてそこを式場として望まれる檀家さん達のお寺や御本尊に対する思いは想像以上に強く、我々が考えている以上に「強い絆」で結ばれていることを学ぶことになる。

講演のお知らせ  NO 3578

下記の日程で講演することになっています。生野区の発行する「広報いくの」にも紹介され、ご参加はご自由ですのでご興味があればとご案内申し上げます。

日 時  平成28年6月15日(水) 午前10時から

会 場  生野区民ホール(大ホール) 勝山通り 生野区役所真向かい
                        生野警察署の西側です

主 催  生野区の女性団体 ひまわり会

演 題  幸せな人生

多くの方々の人生最後の大切な儀式を担当して来たこれまでだが、そこで学んだ人の世の知らなかった世界や、最近に話題になっている「終活」についても触れる予定です。

※退院したくない病院の存在
※病室で飲酒が可能な病院
※病室からルームサービスが可能な病院
※人生最後ならこの病院だ
※霊安室は最上階で海が見えて天国に一番近い場所

これまでに12回も入院体験があり、全身麻酔で長時間の大手術を受け、集中治療室での24時間と病室に戻ってからの不思議な体験。幻覚とはどんなものなのか?

そんな話題も予定しており、初めて知られることも多いと思います。また、誰もが気を付けなければならない大変な病気の兆候なども体験しており、皆様への情報提供になればと公開いたします。

地震が多いが  NO 3577

今日も東北や熊本で地震が発生していた。テレビで変な信号音がしてテロップが出るとゾッとするが、最近は本当に地震が多い。

気象庁が太平洋側のあちこちに沈めて観測している南海トラフの「ズレ」について発表していたが、相模湾から九州に掛けて想像以上に緊張しなければならない状況が判明していた。

そのニュースを伝える番組の中で我が大阪に押し寄せるシミュレーションの津波のCG映像があったが、通天閣があって有名な「づぼらや」の河豚の看板の下を猛烈な勢いで押し寄せる光景に衝撃を受けた。

紀伊半島沖で大きな地震が発生すると、我が大阪には2時間弱で津波が押し寄せると言われ、淀川を遡って来るので恐ろしいし、梅田や難波の地下街も危険であることを理解しなければならない。

大阪湾での津波の高さは5メートル程度だと言われているが、弊社の式場「西館」がある疎開道路で海抜6メートルだそうで、四天王寺西門のある上町台地から西へ下がる通天閣方面はかなり海抜が低いみたいだし、西門から東の寺田町方面へも下っているので心配な問題である。

地震で池の水がなくなってしまった熊本の水前寺公園も少し水が戻って来たみたいだが、ニュースの中で内牧温泉の由緒ある旅館が源泉の湧出量が1割に激減してしまって営業が出来ないという深刻な現実を伝えていたが、元のように戻ることを願ってしまう。

熊本県から大分県に入った辺りに長湯温泉というところがある。ここはラムネ温泉として知られる炭酸泉だが、ここの旅館のことで面白い逸話を読んだことがあるので紹介をしよう。

源泉が枯渇して来て困っていた時、先代女将が夢の中に登場して「隣接する畑を掘れ」と言ったことを試しにご主人が行動したら、本当に新しい源泉が見つかって現在に至ると言う物語である。

湯船に入ると小さな泡が身体に付着して、ラムネやサイダーの中に入っているような感じになるそうだが、この温泉の湯は「飲泉」も可能だそうで、何か効能がありそうな気がするので立ち寄りたい所である。

毎日更新中の「独り言」では「清水国明さん」の人気番組で採り上げられていた北海道白老の虎杖浜温泉に触れておいた。

たゆたう NO 3576 

数日前、深いご仏縁に結ばれたご住職がご遷化され、「表葬式」に参列して来た。その時に6人の方が奏楽を担当されていたが、その生の音色を久し振りに耳にすることになり、様々な過去の出来事を思い出すことになった。

四天王寺を中心とする「雅亮会」という雅楽の組織があって研修を続けている歴史もあるが、フェスティバルホールで開催された雅楽のコンサートも何度か行ったこともあるので懐かしいが、私の人生にあって雅楽に関して印象深いことは、四天王寺で行われた「太平洋戦争全物故者追悼式」のプロデュースと司会を担当したことで、この時に総額を担当された方々が30名ほどおられたし、独特の衣装で舞われる舞楽もあって厳粛に執り行われたものだった。

主催は「大阪府仏教会」と「大阪市仏教会」で、「読売テレビ」と「読売新聞社」が共催となっており、終戦から50回忌を迎えるところから行われたもので、各宗派のお寺様達がそれぞれの装束姿で250名も務められた追悼式は想像以上に荘厳な読経が流れていたことを記憶している。

雅楽に関する司会のフレーズの資料を探してみると、次のようなものが出て来た。

「日本の宮廷音楽として、形を変えることなく受け継がれて来た雅楽。『いにしえの音、明日への雅』そんな言葉があるが、奏でられるそれぞれの楽器が『天から差し込む光。空を舞い立ち昇る龍・地にこだまする人の声』として、響きが重なり合う時、ひとつの宇宙が聞こえて来るような気がする。遥かな人が想い描いた『たゆたう』の時間に、いにしえの音色が何よりのお供養につながると信じて止みません」

四天王寺にゆかり深い聖徳太子は仏教を奨励されたと同時に雅楽を広める発想も抱かれていた説もあり、四天王寺でそんな追悼式がこんな形式で執り行われたことは素晴らしいことだったと考えている。

地震のこと  NO 3575

熊本の地震から一ヶ月が経ったが、一向に余震が収まることはなく、今でも避難を余儀なくされている人達が1万人以上もおられるそうでお気の毒。何より余震が収まることを願ってしまう。

担当大臣が大分県の由布院を視察に訪れ、知事や現地の人達の悲痛な現実の訴えを聞かれていたニュースがあったが、想像以上に深刻な状況で、観光客が激減してしまっていることを改めて知った。

今回の地震で停電になり、やっとライフラインがつながってスイッチを入れたら源泉から流れて来る筈の湯が全く出ず、別の源泉を発掘するまで営業が出来ないと宿泊施設もあり、自然の現象に大変な影響を受けるケースがあることも知った。

九州の温泉にはあちこち行ったことがあるが、行くことも支援になるということからネットで検索したら、「申し訳ございません。諸事情で営業いたしておりません」という旅館があって寂しい思いと同情を抱いた。

阿蘇周辺のホテルや旅館では被災者の受け入れや支援に従事する人達を優先しているところから旅行者を受け入れていないところもあるが、大きな地震からライフラインが開通するまで10日間ぐらい営業出来なかったところが多かった。

廃業しようと考えていた銭湯が被災された方々のために営業を再開した嬉しいニュースもあったが、想定外の自然災害に生じるストレスを入浴は少しでも和らげてくれる効果があると言われており、自衛隊が設営していた入浴設備が利用者に喜ばれていたことも報告されている。

1回目の大きな地震の時に上空から撮影された写真と2日後の本震で激変してしまった写真を比較していたニュースがあったが、その衝撃的な地震の恐ろしさは想像を絶するものだった。

1回目の地震で心配になった熊本市内在住のご夫婦が、阿蘇にある別荘に行って過ごしていたら2日目の深夜に発生した「本震」に遭い、恐ろしくて外に出て明け方を待っていたら、明るくなって目に入ったのが自分達の住宅が地滑りで65メートルも移動していた事実を知って驚愕されたニュースもあった。

そんな信じられないことが現実に起きているのである。何時何処で大地震が発生するかは不明だが、最悪の想定は大切だと考えさせられることになった。

思い出したハプニング  NO 3574

「幸せ列車」のHP内「各駅停車」のコラムで書いていた中で、昨年の7月7日から始めている「小説 女将シリーズ」も10か月を迎え、先月に発生した熊本の大地震に関する内容も書いていたが、女将夫婦が真珠婚の記念でオーストラリアに出掛ける内容連載をしたら楽しみにされている方々が多く、びっくりするメールが届いたので手を合わせながらこのストーリーをもうちょっと長く続けようと考えている。

振り返れば10か月となると「300本」になる。微熱が続いて数日休載したこととメンテナンスで2日間休載したことがあるが、それ以外はずっと続けており、何度か書いたように毎号完結の物語なので主人公となる女将の名前で苦労していたことは皆さんが想像される以上に大変な重圧で、出来るだけ同じ名前が登場しないようにして来たつもりだが、最近は中には重なった名前もあったのではと考えるようになった。

あまり「若女将」を主人公にしていないが、近い将来には若女将を中心にした物語も書きたいと思っており、少し若くなるので名前も枠も広がることになるが、最近に流行のキラキラネームはやはり無理である。

ホテルを利用するより旅館が好みだったので多くの旅館に宿泊した体験があるのでシナリオには困らないが、女将の日常の業務の中で発生するハプニングの対応もあるので様々なサービス業にも参考になるというメールもいただいた。

葬儀という仕事で想定外のハプニングに遭遇したことは数え切れないほどあるが、ハプニングをハプニングでないように解決するのがプロの仕事で、宗教者、遺族、参列者の誰にも気付かれることなく対処した信じられない出来事もあった。

今のようなCDでない時代、ナレーションを吹き込んだカセットテープを流そうとしたら音響機材のテープ機能が動かず、頭の中が真っ白になったが、導師と打ち合わせしていた式次第を急遽変更するお願いをしてから約5分の猶予時間で対処したが50メートルほど離れた所に駐車してあった車のデッキを使うことで、いつも携行していた好感度のワイヤレスマイクの水銀電池を入れ替え、ハンカチで口元を隠して参列者の中を通ってコメントをしながら車に到着、ダッシュボードのスピーカーから流れる音をマイクで飛ばしたらうまく対応することが出来、スタッフが「OK」の仕種をした時の光景は今でも忘れられないものである。

その葬儀は随分と遠くで弊社のエリア外であった。大きな敷地のご自宅で行われていた大規模な葬儀で、導師を務められたお寺さんとも初めて出会ったことから特別に神経を遣ったのにこんなハプニングが発生するとは想像もしなかったことだった。

ご出棺してから原因を調べて発覚した事実に衝撃を受けた。その葬儀の祭壇を設営していた部屋に変圧器を持ち込んで照明の変化も可能という環境にしていたのだが、その変圧器のダイヤルを幼い子供さんが触ったみたいで随分と目盛りが下がっており、デッキのテープが機能しなかったことが判明した。

そのコントローラーは幕の裏側にセットしてあったのに、退屈された子供さんが幕を捲って隠れた際に見つけたみたいで、まさかそんなことになるとは考えてもいなかったことだが、その後はより以上に最悪の想定を考えることになったのは言うまでもない。

大震災  NO 3573

熊本で大きな地震が発生して多くの被災者が避難を余儀なくされている。4月の14日のテレビ番組に地震速報が流れ、「熊本震度7」という表示に<間違いでは?>と思ったら、しばらくして全ての放送局が現地の映像を流し始めたので事実と知った。

熊本県内には多くの知人、友人、親戚、ご仏縁に結ばれるお寺、昔から交流のある多くの同業者があるので心配になりすぐに電話を掛けたが通じず、次の日の午前中でも連絡する術がなかった。

その日の夜、着信履歴があったことから午後10時頃から数名から電話があったが、倉庫が傾いたとか瓦が数枚落ちたとか聞いたが、だれも負傷した人がいなかったので安堵していた。

その夜は急ぎの原稿を打ち込まなければならなかったので午前2時頃まで掛かりそうだと覚悟してパソコンに向かっていたが、そんな時に緊急地震速報が流れ、我が大阪でも「震度2」程度の揺れを感じたので<これは!>と思っていたら熊本地方というテロップが流れた。

大阪での「震度2」の揺れを感じたのは私より我が家の悪猫の方が先だった。横に座っている猫が天井を見上げて何かを感じたようで、ふと見ると照明の蛍光灯からぶら下がっている紐が揺れているのが確認出来た。

しばらくすると「震度6強」という速報が流れたが、その地震が想像もしなかった被害に及んでいたとは全く考えられなかった。

軽い被害で助かったと数日前に電話で話した人達が、やっと連絡が取れたら全員が避難を余儀なくされており、住居の中にも入れない状況になり、何人かは車の中で寝ていると言っていた。

水道、ガス、電気などのライフラインが全て停止してしまってどうにもならない日が続いているが、九州新幹線の「つばめ」の6両が脱線しているニュース映像に甚大な被害が出ていることを想像した。

そんな被災地でも地震を要因としない自然死というケースもあり、そのお通夜や葬儀が行われることになるが、式場が使用出来ない状態になっていることも少なくなく、停電しているのでローソクの灯りでお通夜を進めたというケースもあったことを聞いた。

またご自宅が倒壊してしまって喪服や略礼服を持ち出すことも出来なくなり、レンタル衣装の会社も営業不可能になっているところから平服で進められたことは仕方がないが、地元で交流のあった方々との連絡が付かなかったり、参列出来ない親戚の人達があったりと大変な出来事になったこともあった。

自然は時折に我々人間に厳しい試練を与えるが、Wの悲しみやトリプルの悲しみだけは避けて欲しいと思ってしまうし、避難を余儀なくされている幼い子供や高齢者のことが心配だ。

思い出したこと  NO 3572

アメリカのオーガスタ・ナショナルでゴルフのマスターズが開催され、松山選手が健闘しているのでいい結果が出ればと期待している。

このゴルフトーナメントが始まると忘れられない出来事を思い出す。1990年4月1日から大阪市鶴見区の緑地公園で開催された「花博」で、マスターズの名物ホールである12番ホールを造り、応募したゴルファーが抽選で当たればホールインワンに挑戦出来るという企画だった。

友人の一人が「当たった!」と大騒ぎ。やがて挑戦する日が決まって仲間達と応援に出掛けたが、びっくりするほど多くの観客の存在に圧倒されてしまったようで真面に当たらず、非常にもボールは池の中へ直行で、帰りにファミレスで皆に食事を振る舞ってくれた。

もうあれから26年も経ったことになる。その年に花博特別番組として企画されたクイズの番組にゲストとして出演、ゲストは私の他に俳優の高島政宏さんと歌手の岩崎良美さんで、司会は辛坊治郎さんとハイヒール桃子さんだった。

オーガスタナショナルゴルフ倶楽部は会員同伴でないとラウンド出来ず、2012年の夏に2人の女性会員が入会するまでは男性会員のみで、このトーナメントは「ゴルフの祭典」と称されている。 

知人が死ぬまでにラウンドしたい。それが夢だと言っていたが、お金だけではどうにもならなかった歴史があり、今でも残念がっているが、もう年齢的に無理なので熱は冷めただろうと想像する。

ゴルフの話題で結ぶが、女子プロのトーナメントの初日にイーグルで喜んだ選手が、次の日にギャラリーからの指摘で失格となった出来事があった。ピンに寄り添って止まった状態で、グリーンの水平面よりボールが上に出ていたのを落とさずに手にしてしまったミスだった。

水平面から下ならホールインが認められるが、そうでない場合にはピンを揺らして落とすような対処をしなければならない。この同じケースを随分昔に体験したことがあった。ある団体のコンペの最終組でラウンドを済ませ、風呂に入って表彰式が行われる会場に入ったら、何やら揉めている。

このコンペは年間のポイント制もあり、マッチプレーも並行して行われていたのだが、ある組で最終ホールまで決着しなかったのに、グリーン外からアプローチした4打目がピンとホールに挟まった状態で止まり、「入った!やったあ!」と拾い上げたところで前述の問題でクレームが起きたのである。

「入ったことは間違いないのだから認めて上げたら」「ルール違反を認めるのはおかしい」と二つの意見で紛糾してしまい、主催していた幹事が困惑してしまっていた。結果としてルールに基づいてということになったが、これで2人の仲が険悪になってしまって会場の空気が何とも言えない状況になってしまった。

見える内に  NO 3571

ニュースステーションの古館氏が番組最後の挨拶をされて話題になっていた。低次元な話で恐縮だが、記事の中にびっくりしたことがあった。古館氏のギャランティが年間12億だったと紹介されていたから。番組を総合的に制作するスタッフまでも含めてのものだと想像するが、上には上があるものでサッカーのベッカム氏の昨年の収入は70数億だそうで、その中にはスポーツ製品の契約料が大きいようだが、スポーツ選手で最高を記録したのはマイケル・ジョーダン氏で年間111億円だったというのだから別世界の話である。

イギリスのサッカーチームが淡路島で合宿していた時に利用していたのはウェスティン・ホテルだったが、当時の総支配人とは何度かゴルフに行ったこともあるし、弊社に来られたこともある関係があった。

その年に流行語として話題になったのが「ベッカム様」の言葉。結果として受賞することになって授賞式に出席したのはその総支配人で、周囲から冷やかされていたことを記憶している。

「NHKのクローズアップ現代」や冒頭の「ニュースステーション」、また「ニュース23」なども政府の圧力があったのではと指摘される話題もあったし、著名なジャーナリスト達が外国人記者向けに会見を開き、高市大臣の一連の発言に抗議する事態も起きていたが、その会見にNHKが姿を見せていないことが話題になり、いよいよ政府の顔色を気にしているようだと揶揄されている。

大臣や議員の発言が全国的に問題になっているし、NHKの会長の失言問題も何度かあったが、組織団体のトップになる人物は何よりプロデューサーとしてキャスティングが重要で、、安倍総理はあまりうまくないような感じがする。

「団扇事件」の女性大臣なんて最近は質問者の横でスマホを触ったり、読書をしたり居眠りをする光景が中継映像で流れたのだから完全なミスキャストだったことが分かるだろう。

キャスティングで最も重要なことは妥協をしないことで、それを甘くしてしまうとシナリオがおかしくなって来る。おかしくなった国政の修正は簡単ではないことは当たり前。サミットを前に外交問題も複雑になって来ているが、国家を挙げてテロだけは起きないように対処して欲しいものだ。

「幸せ列車」の管理人さんが私の「独り言」の10年前のものを毎日紹介くださっているが、10年前に私は大手術を受けて入院している時だった。アメリカに在住していた娘ファミリーが帰国して孫達に会えたことが印象に残っているが、この10年間をよく生かされて来たものだと感慨深く思っている。

その「幸せ列車」のコーナーで日々完結の「短編小説 女将シリーズ」を連載しているが、もう250人の女将が登場したことになるし、どこまで続けることが出来るかは不明だが。この世を出立するまでは続けたいと思っている。

そんなネタ探しに旅に出掛けることも必要で、ずっと前から行きたかった「四万十川」を見に行くことにした。「みどりの窓口」で「ジパング倶楽部」の特典で3割引きのチケットを購入して来たが、1泊2日で約1000キロの行程で、切符が2人分で24枚もあり、その写真を撮影して「独り言」のコラムに掲載した。

プロとアマ  NO 3570

昔から「囲碁」に興味があり、月刊誌を山ほど積み上げていたこともあって妻に閉口された歴史もあるが、実力の方は頭がよくないのでからっきし駄目。「ヘボ碁ダメなし」という格言そのままのレベルで、知らない人と対戦するのも恥ずかしいので避けて来ていた。

好きなのは各新聞が掲載しているプロの対戦の記事、棋聖戦、本因坊戦、名人戦、十段戦など様々あるが、その日の新聞から次の一手を考えてみるのが楽しみで、これが現在の日課の一つとなっている。

プロというのはやはり凄い。レベルが違うと言ってしまえばそれまでだが、解説者の分析などを読むことも興味深く、その奥行きの深さには驚くばかりだが、過日の新聞の解説者の言葉に「定石も時代と共に変化している」という指摘があり、それが果たして進化なのだろうかと興味を覚えた。

最近の囲碁の世界で話題になったのはプロ棋士と人工知能との対戦だが、プロ棋士が想定外の手を打って1勝しただけで後は全て負けていた。

パソコンの中に盤面が登場して対戦出来る世界があるが、数目のハンデでやってもどうにもならず、これでは心臓に悪いといつも退散してしまう。

囲碁について忘れられない逸話があるので紹介しよう。これは随分と昔に「独り言」の中で触れたことがあるが、ここにプロとアマの違いが感じられる筈なので触れさせていただく。

一つは私に「経営者は囲碁を知って置くべきだ」と手ほどきくださった税理士の先生の話だが、先生が大学時代の友人と囲碁クラブで対戦していたら、それを見物されていた人物が「よい碁を打たれますね」と言われて先生の友人と対戦することになった。

結果は熱戦の上、友人の「1目」負けとなり、次に先生が対戦したらこれも大接戦となりまた「1目」負けとなって「偶然ですね」と言ってその人物が帰られた。

最初は「惜しかったなあ」と会話を交わしていたお二人だが、途中で何かおかしいと疑問を抱き、「2人共1目負けということがあるだろうか。そんな偶然が?」なんてことから碁会所の店主に確認されたら、「あの人はプロの8段で**さんだよ」と言われて衝撃を受けたという出来事だった。

もう一つは私の好きな偉大な棋士であった「藤沢秀行師」の話題である。関西棋院の他に名張棋院が開かれることになり、オープン記念のイベントに「藤沢師」が招待され、一度に多くの人達と対戦をする「十面打ち」みたいなことをされたそうだが、ひとりの幼い弟子を伴っておられ、アマだが名張棋院のかなりの高段者がその弟子さんと対戦することになった。

その弟子さんというのは小学6年生だったと記憶しているが、盤の横に棋院の役員さん達

この対戦の前に「藤原師」は「この弟子にはまだ合わせる碁を教えておりません。勝負の
碁しか教えておりませんからご理解を」と説明があったのだが、その子は相手が打つと瞬時に打ち、お菓子やミカンを食べながらお付き合いをしていたらしいが、対戦結果は見事に小学生の勝利。会場におられた人達がプロの世界の凄さを実感した出来事として語り継がれている。

今日の結びに「独り言」のページのリンクを。開けられて左枠外の下にある列車のボタンで「幸せ列車」にリンクされていますが、日々更新の「短編小説 女将シリーズ」はそちらにあります。

独り言   hitorigoto-net
幸せ列車  happy-train.net

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