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思い出したこと  NO 3572

アメリカのオーガスタ・ナショナルでゴルフのマスターズが開催され、松山選手が健闘しているのでいい結果が出ればと期待している。

このゴルフトーナメントが始まると忘れられない出来事を思い出す。1990年4月1日から大阪市鶴見区の緑地公園で開催された「花博」で、マスターズの名物ホールである12番ホールを造り、応募したゴルファーが抽選で当たればホールインワンに挑戦出来るという企画だった。

友人の一人が「当たった!」と大騒ぎ。やがて挑戦する日が決まって仲間達と応援に出掛けたが、びっくりするほど多くの観客の存在に圧倒されてしまったようで真面に当たらず、非常にもボールは池の中へ直行で、帰りにファミレスで皆に食事を振る舞ってくれた。

もうあれから26年も経ったことになる。その年に花博特別番組として企画されたクイズの番組にゲストとして出演、ゲストは私の他に俳優の高島政宏さんと歌手の岩崎良美さんで、司会は辛坊治郎さんとハイヒール桃子さんだった。

オーガスタナショナルゴルフ倶楽部は会員同伴でないとラウンド出来ず、2012年の夏に2人の女性会員が入会するまでは男性会員のみで、このトーナメントは「ゴルフの祭典」と称されている。 

知人が死ぬまでにラウンドしたい。それが夢だと言っていたが、お金だけではどうにもならなかった歴史があり、今でも残念がっているが、もう年齢的に無理なので熱は冷めただろうと想像する。

ゴルフの話題で結ぶが、女子プロのトーナメントの初日にイーグルで喜んだ選手が、次の日にギャラリーからの指摘で失格となった出来事があった。ピンに寄り添って止まった状態で、グリーンの水平面よりボールが上に出ていたのを落とさずに手にしてしまったミスだった。

水平面から下ならホールインが認められるが、そうでない場合にはピンを揺らして落とすような対処をしなければならない。この同じケースを随分昔に体験したことがあった。ある団体のコンペの最終組でラウンドを済ませ、風呂に入って表彰式が行われる会場に入ったら、何やら揉めている。

このコンペは年間のポイント制もあり、マッチプレーも並行して行われていたのだが、ある組で最終ホールまで決着しなかったのに、グリーン外からアプローチした4打目がピンとホールに挟まった状態で止まり、「入った!やったあ!」と拾い上げたところで前述の問題でクレームが起きたのである。

「入ったことは間違いないのだから認めて上げたら」「ルール違反を認めるのはおかしい」と二つの意見で紛糾してしまい、主催していた幹事が困惑してしまっていた。結果としてルールに基づいてということになったが、これで2人の仲が険悪になってしまって会場の空気が何とも言えない状況になってしまった。