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消費税に想う  NO 3415

 安倍総理が午後6時の国民向け会見から、来春からの消費税増税を発表した。マンションや住宅の購入契約が「駆け込み的」に増えているそうだが、結婚披露宴の申し込みを増えているニュースもあった。

 葬儀に関する消費税に関して強い抵抗感を抱いている私だが、消費税が導入された当時から葬儀社が仕入れ関係などで税の賦課に対して受け入れても、悲しみの状況にあってお通夜や葬儀を執り行われる立場の方へのそれは「おかしい」と思っており、国民にとって優しくない国家に憤りを感じていたものである。

 ご遺族が営まれる葬儀費用に消費税が加算されたり、友人や知人の方々から供えられる供花にも消費税がと考えると違和感を覚える。

 そんな消費税が「社会保障」のために用いられるそうだが、年金の構築をした昔の役人の人達の先見性のなさや、大金を箱物に投じてしまった愚策の付けが国民に回って来たと考えると余りにも虚しくなる。

 アメリカでは予算の決議が出来ないそうで、政府機関の一部の閉鎖という問題に発展しているが、我が国も1000兆円という借金の事実で毎年無尽蔵の如く「国債」を発行して予算を組んでいる現実は、間違いなく崩壊の道を歩んでいる筈だし、将来の政治家達が何とかするだろうというような無責任な人達の行動は、子や孫に大変な艱難を与えることになるだろう。

 今月から年金が1%減額されるそうだし、その後にも「1%」「0,5%」と減額されることが決まっているが、そもそも「60歳から受給」「65歳から?」なんて受給される国民に賭けをさせること発想が貧しく、だれが考えたのだろうかと疑問を抱いている。

 そんな為体な現実に嫌気を感じた若い人達が年金を掛ける義務に抵抗感を抱かれ、敢えて掛けない人も増えているそうだが、過去に問題になった社会保険庁の杜撰な事実は信じられない話で、無責任な人達が蔓延る社会の歪が表面化したような出来事だった。

 私も少額だが年金を受給しているし、解散した年金基金から小遣い程度の振り込みがあるのは予想外だったが、孫にトミカの玩具を送るのを楽しみにしており、そんな行動をする好々爺が周囲に多くいる。

 国民年金を受給している友人がいるが、医療費が大変だと嘆いていた。我が家も夫婦が医院のお世話になったり、悪猫が慢性病から獣医お勧めの餌を食べさせているので負担が大変だが、介護保険料が天引きされる年金制度を考えながら、社会保障を大局観で捉える考え方が重要なような気がする昨今である。

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