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物事の奥  NO 3278

 物事を企画するには基本がある。「何時」「何処で」「誰が」「何を」「どうして」「どうなる」ということだが、時として重要なことを欠落してしまうので、常に冒頭の基本を忘れないようしたい。

 差出人の記載されていない年賀状が届くことも少なくないし、会合の案内で会場や時間が欠落している葉書が届いたこともあるが、マンネリの中に思わぬ落とし穴があることをチェックしたいものである。

 前にも紹介したが、交流のあった書家から頂戴した封書を開けて驚いた出来事があった。届いたのは新年を迎えてから1週間後ぐらいだった。中には私宛の年賀状が同封されており、住所の誤りから戻されたものだった。

 封書の中に書家らしい達筆な字で次のように和紙に書かれていた。「初春や賀状返るの寂しさよ」というものだったが、如何にも粋な人物を物語るご配慮だったと感心した。

 数日前、新聞に墓地不足という記事が掲載されていた。内容は高齢社会の到来で現実として起こり得る問題で、それが全国的に問題となっているというものだった。

 そんな中に気になることもあった。潮流となっている「海洋葬」や「空中葬」などの散骨だが、実行されてから後悔されているケースも少なくないという事実で、心の「よりどころ」となる対象物がないとう寂しさで、海を見れば故人思い出すというロマンチックなことで解決不可能な問題が秘められているようだ。

 全国的に火葬場施設の負担オーバーも深刻な問題になっている。火葬場建設は地元から反対される問題もあり、随分と昔から災害の備えにも「火葬船」や「病院船」の発想も重要と提起してきたが、現実的に考えなればならない時期が到来しているように思えてならん昨今である。

「海洋葬」やヘリコプターから海へ散骨するというようなケースだが、実際に散骨するにはお骨を粉砕しなくてはならず、そこで抵抗感を抱かれて中止されたこともあり、何でも簡単に考えてはいけないということで、流行は業者が作るという言葉を思い出しながら、何でも短絡的にビジネス展開される社会風潮に警鐘を鳴らしたい思いもある。

「海洋葬」に関しては、各自治体の条例によっても規制条件が異なっていることも知るべきで、俳優の石原裕次郎さんの遺骨を海へ散骨されたいと考えられた石原慎太郎氏が、条例によって出来なかったという話題もあった。

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