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小さくない事件  NO 3266

 JR秋葉原駅のエスカレーターで、誰かが悪戯したようでベルトの下の金属部分が捲れ上がっており、指を挟まれた人達が大怪我をしたニュースがあった。

 これは、決して小さな事件ではなく、無差別のテロ的行為と糾弾されるべき事件で、病んだ社会の現実を顕著に物語っているような思いを抱いた。

 秋葉原駅の地下から「つくばエキスプレス」が結ばれているが、そのホームに着くまでに長いエスカレーターに何度も乗り換える。既存していた地下鉄や河川の問題から地下深くを掘り進んだものだろうが、大都市ではそんなケースがあちこちで見られ、大江戸線の六本木駅では地下40メートル以上もあり、ビルに換算すると地下14階ぐらいに相当するのだから隣の駅まで歩く方が楽かもしれない。

 前にも書いたことがあるが、エスカレーターを利用する際に聞こえるアナウンスが大嫌い。「おつかまりください」という女性の声に違和感を覚えるからだ。

 私のような健常者ではない状態では、上る場合はそうでもないが、下りる場合に恐怖を感じる。先に手摺ベルトをしっかりと握ってからステップに乗るが、もしも転倒したら他の人達に迷惑を及ぼすので神経を遣っている。

 正直に言うと、地下鉄や地下街は避けている。もしも大地震が起きたらどうなるかという恐怖心からだが、少なくとも空を眺めて命終したいとの想いがあるからだ。

「つくばエキスプレス」や東京駅からディズニーランドに向かう路線では、地上に出るまで幾つかの地下駅が存在しているが、早く地上に出てくれと願って利用していた。

 そんなところから東京駅の八重洲口から発車するバスを利用することもあったが、首都高速の老朽化問題が浮上しているので恐ろしい。隅田川沿いを走るまでには8階建てのビルと同じ高さを走行するのだから大変ではないか。何でも恐怖感を抱く性格、だから飛行機が苦手で避けているのである。

 ネットの広告に東京、大阪間の夜行バスで「2500円」というのがあった。東名高速道路は深夜でも通行量が半端じゃないほど多い。事故が発生しないように願ってしまう。
大型バスのエンジン付近から煙が発生したり火災になった事故も起きている。安全の基本中の基本である整備と、運転される人物の体調と性格を想像しながら、線路のない道路という現実に恐ろしい思いを抱いてしまうのである。

 JRの阪和線でミステリーのような事件が多発していた。信号機が作動せずに電車が長時間停車したままというものだったが、その作動につながりのある場所は施錠されており、外部の人間には犯行が不可能という事実が浮上したそう。

明日は昨号で触れた福知山線事故から8年目を迎える。なのにこんな人災につながる問題が発生しているとは信じられないこと。事故が起きないよう祈念しながら被害者の皆さんに手を合わす。

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