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マナー  NO 3257

 前号で触れたホテルだが山深い場所に在していてもドレスコード制を設けており、浴衣やスリッパ姿での館内散歩は禁止されていた。

 大手旅行会社の海外ツアーを担当していた友人がいたが、欧米諸国への団体旅行に添乗した際、そのことについて説明しても理解出来ない人が多数おられたそうで、添乗員共通
の悩みの一つとなっていたそうである。

 夕食のご飯が名古屋で知られる「ひつまぶし」だったことにびっくり。一杯目はそのまま食し、二杯目はお茶漬けと説明を受けたが、そんなに食べられるものではなく、同じテーブルにおられた人の大半が残されていたので勿体ない気がした。

 ドレスコードというマナーの問題が出て来たところで、マスターズも終わったことにもつなげてゴルフに関するマナーに触れておこう。

 厳しい制約が打ち出していたゴルフ場では、夏の暑い時期でも上着の用意が義務付けられ、もちろんスニーカーなんて論外になっていた。

 友人が所属していたゴルフ場で面白いことがあったそう。駐車場に車を置いてクラブハウスの玄関に行くと、上着を車に置いたままだったことに気付いたのが、クラブのスタッフから「上着のない方は裏側からお入りください」と言われたそうだ。

 もう、メンバーの紹介がなくても申込みが可能なゴルフ場も多いと聞いたが、過去に書いて「初めて知りました」と感謝のメールを頂戴した出来事をもう一度書いておこう。

 フロントで住所、氏名、電話番号などを書き込み、紹介者であるメンバーの名前を書く欄があるが、ここに敬称を付けずに書くことはマナー違反の前に人格欠如と考えるべき問題があると指摘したい。

 紹介のメンバー名に「様」を付けろとは言わないが、少なくとも「氏」ぐらい添えるのがマナー。それによってそのメンバーも書いた本人の人格もイメージアップする筈だ。

 また、ラウンドに際してスコアカードに同伴競技者のイニシャルや名前を書く筈だが、ここでも敬称を省くのはマナー違反。「氏」や「Mr」を付けるだけでも本人の人格アップにつながる。ハーフを終えての食事、また終わってからの会食時に「ちょっとスコアカードを見せて」と言われた際の相手の気分が随分と違うことだろうし、それが得意先の方や自分の上司だったらどうなるかも考えたいものだ。

 たかがゴルフという意見もあるだろうが、されどゴルフという言葉があるのも事実。楽しいひとときを過ごして、意外な一面を見られてしまったら残念だと思っていただければ幸いである。

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