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懐かしい思い出  NO 3400

 早朝はまさに嵐の天候だったが、午後からは台風一過の言葉のように青空が見えた。大和川の増水から大阪市から何回も避難勧告のメールがあったので落ち着かなかったが、堤防の決壊や氾濫にならなかったようでホッとした。

 昨日に予定をキャンセルしたのは正解だった。もしも予定通りに出発していたら大変な目に遭っていただろう。

 午後10時前のNHKニュースで18号が北海道の根室沖で温帯低気圧となったと報じていたが、東海地区に上陸して日本列島を縦断するコースだったのであちこちに想像以上の被害が発生していた。

 大雨による水害の地域も多かったし、交通機関の休航や運休から高速道路の通行止めも長く続いていたので、影響を受けた人達が気の毒だった。

 世の中は何が幸いするか分からないもの。旅程をキャンセルしたので自宅にいたら、ブラジルに在住する知人が日本に来たそうで夜に電話があった。携帯電話の番号を知らせていないので、もしも不在だったら話す機会はなかっただろうと不思議なご仏縁に手を合わせた。

 目が不自由になって来ているので細かい文字を見る場合には天眼鏡を用いているが、友人が手術を受けた眼病の兆候を感じたのでびっくり。辞書を調べていたら中央辺りにぼやけてしまうからで、これは大変だと確認したら、天眼鏡の中央が汚れていた事実が判明して安堵した。

 人生には様々な人との出会いがある。彼も忘れられない出会いとなった人物だった。彼のお母さんが来日した際にホテルで会ったことがある。それはも30年前の出来事でお母さんもこの世におられないが、当時のことを懐かしく思い出している。

 ブラジルには不思議とご仏縁がある。過去に知り合った人物のお孫さんが日本語の勉強をしているそうで、何通も平仮名だけの手紙を貰ったし、その親戚のご夫婦が来日された際に南警察署のすぐ近くにある「オ・セイリュウ」に招待して食事を共にしたら大層喜んでくださった。

「オ・セイリュウ」はブラジル人のスタッフも多くいるし、地下で行われているショーはブラジル人によるサンバが中心であり、リオのカーニバルの雰囲気が味わえた。

 昔、「春夏秋冬」という著書の構想を練ったのは、石切にあるホテル「セイリュウ」で、ミナミのこの店も同じ系列だった。

 そのホテルで数日過ごし、仕事の時は戻って対応していたが、俗に謂われる連泊なのに、ずっと同じ食事だったので閉口していたら、3日目に立派な鯛の塩焼きが出て来たので確認したら、それは私の誕生日に妻が配慮してくれたものだった。

 春夏秋冬の発刊は、現在の社名に変更したきっかけとなったものだが、あれから現在まで存続している事実に驚きを新たにする今日だった。

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