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横綱敗れる  NO 3546

高校野球の超名門校として知られていた大阪桐蔭高校が、大阪予選の準々決勝で大阪偕成学園に涙を飲んだ。春季大会の決勝では実力の違いをはっきりと見せる内容の試合だったのに、夏の甲子園と言う重圧はまた別のものなのだろうかというような気がした。

今日の新聞にはそんな大阪桐蔭高校に関する記事が多かったが、これに関して遠い昔のことを思い出すことになった。

昭和の大横綱「双葉山」が69連勝を続け、70勝目の相手であった「安藝の海」に敗れて大変な話題となったのは有名な話だが、この時に「安藝の海」の師匠が深くて味のある名言を語られていた。

『勝って騒がれる力士より、負けて騒がれる力士になれ』というものだったが、この言葉は今後も語り継がれて行く名言の一つとなるだろう。

勝つことを続けることは簡単ではなく、より以上の鍛錬や稽古に取り組み常に多い被さる重圧感に負けない努力が必要だが、ここで意外な心の持ち方として分析されているのが「謙虚」ということであり、その真逆になるのが「驕り」であるように思える。

偉大な名横綱だった「大鵬関」はその謙虚な所作や発言から誰からも名横綱の風格があると称賛されていたが、その対象的な横綱が「朝青龍」と「白鵬」のように思えてならないこの頃である。

大鵬関の故郷は北海道の川湯温泉の近くだが、友人が訪れて「行くべきところだ」と語っていたので立ち寄りたいと思っている。

何度も書いたことだが「行きたい」「見たい」「食べたい」「会いたい」などの「たい」という欲望がなければ人生は終りで、残されるは「あの世へ逝きたい」となる訳だが、ここで大切の考えなければならないのは「行かなくてならない」「会わねばならない」という自身に負わせる責務の心情で、このエッセンスも長命への重要なキーワードと言われている。

冒頭の「大阪偕成学園」は今日もコールド勝ちをして明日の決勝を迎えるが、昨日は学校のHPにアクセスが殺到してつながらない状態になっていたそうだ。

今日の結びに書いておくことは経済に関すること。数年前に「独り言」で中国経済は間違いなく崩壊すると指摘していたが、何かそんなことが進んで来ているいるような昨今である。指摘した根拠は国民が投資対象として株に傾いて行った事実。株とは単なる「紙」の印刷物であり、日経平均という話題が続いている我が国も危険性があることも認識するべきで、株そのものがバブルであると理解したい。

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