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50年以上前のこと  NO 3503

故人がご生前に籍を置かれた「講」の存在から、お仲間の人達が「山伏」姿で参列され、ご出棺時に「ほら貝」を吹かれる葬儀を何十回と体験したが、その大半が奈良県の「大峰山」につながる山岳修行信仰であった。

中学生の頃、林間学校で「大峰山」へ参拝したことがあったが、女生徒は戦後に女人禁制が解かれた「稲村ヶ岳」が選択されていた。

「稲村ヶ岳」の標高は1725メートルで、1719メートルの「大峰山」より少し高い所から、女生徒達が「私達の方が高い所へ登ったことになる」と自慢し、男子側が「険しさが大変だったぞ」と返していた。

近鉄線下市からバスに乗り換えて「洞川(どろがわ)」までの行程だったが、その道路の状態が半端じゃなく、途中で対向車があったら大変。何しろ同学年で16クラスもあったのだから少なくとも十数台のバスが連なっていたからである。

宿泊したのは「西儀旅館」と記憶しているが、すぐ近くに古くから関西方面で胃腸薬として知られる薬「陀羅尼助丸」の店があったと記憶している。

この薬は仁丹より大きな粒状のものと板状のものがあり、何が含まれているのかは知らないが、すぐに飲みこまなければ苦くて大変だったことも憶えている。

昔、高齢者の方から教えていただいたことは、この薬は初めての「和薬」だそうで、苦いところから僧が読経をする際の眠気覚ましにも用いられた歴史があり、山岳信仰で知られる「石鎚山」「大山」「御嶽山」などでも似たようなものが存在していたそうである。

「吉野」や「高野山」でも販売されているのを見たことがあるが、交友していた人の中に「講」の「先達」として活躍されていた人物があり、いつも購入して来てくれていたので昔から我が家の常備薬として存在していた歴史もある。

さて、私の誕生日にオープンした「あべのハルカス」だが、昨日、その中にあるホテル・マリオットに勤務する人物から電話があった。落ち着いた頃にお越しくださいと言われたが、高所恐怖症から高層は遠慮したいのでどうするべきか悩んでいる。

我が家からはっきりと見える高層建築だが、周りに高層マンションが一棟あるだけなので際立っている。300メートルとはいやはやびっくりの存在である。

「マリオット」は高級ホテルのブランドとして知られているが、大阪南港にあるホテル・ハイアット・リージェンシーの経営から大林組が離れたニュースもあった。香港の不動産会社が経営することになったそうだが、このホテルにも知人が勤務しているので心配している。

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