記事一覧

大震災  NO 3573

熊本で大きな地震が発生して多くの被災者が避難を余儀なくされている。4月の14日のテレビ番組に地震速報が流れ、「熊本震度7」という表示に<間違いでは?>と思ったら、しばらくして全ての放送局が現地の映像を流し始めたので事実と知った。

熊本県内には多くの知人、友人、親戚、ご仏縁に結ばれるお寺、昔から交流のある多くの同業者があるので心配になりすぐに電話を掛けたが通じず、次の日の午前中でも連絡する術がなかった。

その日の夜、着信履歴があったことから午後10時頃から数名から電話があったが、倉庫が傾いたとか瓦が数枚落ちたとか聞いたが、だれも負傷した人がいなかったので安堵していた。

その夜は急ぎの原稿を打ち込まなければならなかったので午前2時頃まで掛かりそうだと覚悟してパソコンに向かっていたが、そんな時に緊急地震速報が流れ、我が大阪でも「震度2」程度の揺れを感じたので<これは!>と思っていたら熊本地方というテロップが流れた。

大阪での「震度2」の揺れを感じたのは私より我が家の悪猫の方が先だった。横に座っている猫が天井を見上げて何かを感じたようで、ふと見ると照明の蛍光灯からぶら下がっている紐が揺れているのが確認出来た。

しばらくすると「震度6強」という速報が流れたが、その地震が想像もしなかった被害に及んでいたとは全く考えられなかった。

軽い被害で助かったと数日前に電話で話した人達が、やっと連絡が取れたら全員が避難を余儀なくされており、住居の中にも入れない状況になり、何人かは車の中で寝ていると言っていた。

水道、ガス、電気などのライフラインが全て停止してしまってどうにもならない日が続いているが、九州新幹線の「つばめ」の6両が脱線しているニュース映像に甚大な被害が出ていることを想像した。

そんな被災地でも地震を要因としない自然死というケースもあり、そのお通夜や葬儀が行われることになるが、式場が使用出来ない状態になっていることも少なくなく、停電しているのでローソクの灯りでお通夜を進めたというケースもあったことを聞いた。

またご自宅が倒壊してしまって喪服や略礼服を持ち出すことも出来なくなり、レンタル衣装の会社も営業不可能になっているところから平服で進められたことは仕方がないが、地元で交流のあった方々との連絡が付かなかったり、参列出来ない親戚の人達があったりと大変な出来事になったこともあった。

自然は時折に我々人間に厳しい試練を与えるが、Wの悲しみやトリプルの悲しみだけは避けて欲しいと思ってしまうし、避難を余儀なくされている幼い子供や高齢者のことが心配だ。

カレンダー

2016年4月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
- - - - - - -

分類一覧

過去ログ