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暑さに要注意  NO 3311

 昨日の号で触れた「阿倍野ハルカス」の近鉄百貨店のオープンで、15万人もの人達が来店したというニュースに驚いた。混乱を避けるために10時オープンを50分早めて9時10分にオープンしたそうだが、300メートルの高層ビル。まだ百貨店だけしか開いておらず、上層階に病院やホテルがオープンする頃にはかなりの集客が期待出来るようだ。

 連日の猛暑、自宅にいるとヘリコプターが騒々しく飛んでいる。何か事件でもと思っていたら、それが地域に在する生野中学校の体育大会が行われていた校庭で、十数名の生徒が熱中症で倒れた出来事を知った。

 熱中症は指導者が気遣って配慮することが何より重要。ただ走らせることだけの技術中心の無能な指導者は悲劇を生む。水分を十分に摂取することも大切だが、その恐ろしさを学んでおくことこそが何より重視されるべきだろうし、命に関することは最悪の想定を考えるようにありたい。

 数年前、立派な体格をしていた孫を熱中症で亡くした友人がいた。その子を知る誰もが信じられない悲しい出来事だったが、あんな悲劇が起きないことを願ってしまう。

 プロ野球のボールの問題が騒がしい。コミッショナーの発言に「それはないだろう!」という反発の意見が強かったが、過去の「独り言」でこの人物と読売グループの渡辺代表について批判したことがあった。

 それは東日本大震災が発生した後のプロ野球の開幕問題。電力不足からも遅らせるべきという社会の意見を無視し、この二人は決行するべき姿勢だったので信じられなかった。当時の選手会の会長も二人に反対する常識的な立場にあったが、こんな人物がコミッショナーという事実そのものがおかしなこと。これを機に辞任していただくのが社会の本音の声であろう。

 参院選の前哨戦と言われる東京都議選が始まった。10党という乱立に有権者も戸惑っているよう。果たしてどんな結果がと興味を抱くが、区民、都民のためになる人達が選ばれることを願いたい。

 そんな東京だが、過去に都知事選に立候補して落選した人物が話題を呼んでいる。飲食店グループのトップでブラック企業と指摘されているオーナーだが、来る参院選に自民党比例区での公認が決まっており、株主にその旨に関して挨拶文を送付したニュースがあった。

 同じことを都知事選の際にも行っていたらしいが、それらが選挙違反に抵触しないのだろうかと疑問を抱いてしまう。

 介護の世界でも事件が発生、公判で被害者に賠償を命じられて注目を浴びているが、そんな人物の公認を黙認している自民党にも疑問が生じる。

 過去に維新の会の橋下氏と松井氏が総理官邸に訪問したニュースがあったが、地元で大阪の自民党議員は知らなかったそうで、政党としてと言えばそれまでだが、政権を握る自民党なら大阪の自民党関係者に知らせる配慮も考えるべきではという意見もあった。

「おかしい」ということに「おかしい」と「言えない・言わない」環境こそが「おかしい」と伝えたい。安倍総理の支持率にも翳りが伝わって来ているようだ。何処かの党のようにパフォーマンスに明け暮れないように願っている。