記事一覧

おかしな社会  NO 3590

前号で「NO」を誤ってしまったので本来の号数にしておく。

日銀の緩和対応のニュースがあったが、一方で年金の財源運用で「5兆000億円」の損金が出たニュースもあった。アベノミクスを怪しく感じる人が多いと想像する。

自転車事故で入院中の谷垣幹事長が岸田氏にバトンタッチされるテロップも流れていたが、本来7月初めに発表される損金をこんな時期に遅らせたのは参院選や都知事選に関する意図的なものではないかと疑ってしまう。

国家のトップは何よりプロデュース力が重要だし、その中でキャスティングを誤ったら最悪。そこに妥協があれば国民の不幸は間違いなく、トップという立場は重責にあることを認識して欲しいものである。

来月に天皇陛下のご心情をテレビで国民に伝えられるようなニュースもあったが、皇室典範や憲法の問題も絡んで簡単ではないと専門家が解説していた。

明後日は東京都知事選の投票だが、天気予報では雨模様。この影響が投票率のダウンになるのではと心配しているが、明日にでも期日前投票をされることを願っている。

ピアノの中村紘子さんの訃報を知った。随分昔から彼女の演奏を聴いていたので静かに手を合わす。

司会者のトークテクニックの中に「言葉創り」というものがある。例えば素晴らしいピアノ演奏をたたえる時、演奏者を賛辞するのではなくピアノのことに触れるのである。

「奏者が全身全霊を込めてピアノを演奏される時、ピアノは光り輝きドレスアップしたように見え、何か幸せそうな表情を見せます」なんて言うと、各席の人達が「そうだね」と頷くことになる訳だ。

コンサートの司会も多く担当した歴史があるが、オーケストラで映画音楽を演奏した時は司会をしていても楽しくて幸せだった。

昔、あるチャリティーコンサートのプロデュースと司会を担当したことがあった。ピアノ、フルート、ヴァイオリンにシンセサイザーが3台という編成だったが、予定曲を決めてジャスラックに行って楽曲の使用料を支払って行ったが、「アマデウスと若大将」という企画が大うけで、観客席からびっくりする拍手をいただいたことが印象に残っている。

プロは法に抵触することはしないもの。指摘されるだけで恥ずかしいからで、前以ってジャスラックの事務所に行ったのだが、窓口の担当者が「あなたはプロですね」と言われた言葉を憶えている。

薬物で話題になった清原元選手が180日間の運転停止を命じられたそうだが、逮捕される前に入手するために何度も他府県へ走行していた事実があり、その時に事故の発生がなかって幸いだった。

高知氏が保釈されたニュースがあった。「皆様に迷惑を掛けまして」と深々と謝罪する姿をニュース映像で観たが、手を染める前にどうして気付かなったのだろうかと思ってしまう。

誰もが知る常識的な法律を守れない人間は失格の烙印が押されるのは当たり前。大阪でも大麻を栽培していて検挙された人達のことが報道されていたが、薬物に手を出したおかしな人に巻き込まれる危険性もあるので恐ろしい話である。