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あの日のこと  NO 3584

「幸せ列車」の「10年前の独り言」を読んでいたら、夕刊のトップ記事に生野区の裏接待費の問題が表面化したニュースが書かれており、次の日の朝刊では各紙が採り上げていた。

弊社が「慈曲葬」を社会に発表したの2000年のことだったが、それが話題になり多くの新聞やテレビのニュース番組にも採り上げられたことになり、ある大手新聞には一面のカラー記事として採り上げられたので今でも誇りとなっている。

我々葬儀社が一面に掲載されるには悪いことでもしなければ無理だが、新しい社会提案がそんなかたちで注目を浴びたことは嬉しいことだった。

過日に昔から交流のある新聞記者と会った。現在執筆中の小説の内容に興味を抱かれたことが中心だったが、1年前から「幸せ列車」の中で書き始めた「小説 女将シリーズ」が面白いと評価を受け、この会長の「独り言」や毎日更新中の「独り言」もご笑覧いただいているそうで、「びっくりするほどの量だ!」と驚かれていた。

駄文の列記でこの世に生かされている「証し」を書き続けているだけだが、号数に衝撃を受けられたそうで、過去に書いた小説「あの世の旅」「お葬式はハプニングに乗って」「エッセイ悦生」に深い興味を抱かれて読んで貰えることになったので恐縮している。

執筆中の小説は人間社会の裏側を採り上げた内容で、弁護士や司法書士の取材も進め、有印私文書偽造及び行使、背任、横領、脱税などの犯罪も絡め結構面白い物語りになっていると自負しており。あらすじを話したら「最高に面白い」と驚嘆されていた。

プロが犯罪をすれば検挙されないようにシナリオを描くが、それを暴くのもプロの世界である。過日に脱税に加担した税理士が法的な制裁を受けていたニュースがあったが、こんな話題はどこにでもある問題のようだ。

医院の医師や整骨師が治療もしていないのに保険料を請求して検挙されていた事件が話題になっているが、社会の裏面には様々な悪い行動をしている人達もいるようだ。

犯罪が発覚して検挙されてから後悔しても元へは戻ることは不可能である。飲酒運転をして被害者を出して後悔をしても遅いのと同じである。私は昔から正義感だけは強く、間違っていることに対しては間違っていると指摘し、それでも分からない人物には原告となって被告に前科を与えることもする。

我々葬儀の世界でもややこしい業者が次々に出現し、悲しみの遺族を二重に悲しませている連中もいる。こんな人達をあの世の閻魔大王に変わって天罰を与えることは許されることだと信じている。

最近で最も気になっていることは、我々葬儀社に従事する立場のスタッフが、犯罪の手伝いを知らない内にさせられる可能性について危惧を抱き、事件死を何も知らずに火葬のお手伝いを担当してしまう気を付けなければと提唱したい。