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考え方から  NO 3543

ちょっと出掛けていて帰宅したら妻が立腹している。インターフォンがなって「郵便局です」と言ったので玄関に出て行ったら、新聞の購読セールスだったそうだ。こんな悪質なスタッフ行為があるとは驚きだが、読売新聞だったと書いておこう。

ネット社会になって新聞の購読数が激減しているそうだが、こんな細工なセールストークをやるとは信じられない話で、読売新聞の関係者が読まれたら是正されることを願っている。

世の中が落ち着かない状況になると宗教の勧誘も活発になる。平和な状態に「今こそ宗教が」と登場するし、戦乱の世になると「今こそ宗教が」となる訳だが、我が家のポストに様々な宗教の情報誌が投函されているし、高齢社会を顕著に物語るように葬儀社のポスティングも入っている。

葬儀社のポスティングには強い抵抗感を覚える。前にも触れたが、身内の通夜や葬儀から戻られた人もいるだろうし、大切な家族が入院闘病中というケースも考えられるからだ。

投函されていた葬儀社のチラシにびっくりの文字が、「保存版」と表記されていたからだ。

ご仏縁に結ばれる愛媛県松山市の「小倉葬祭」は創業時代から一切のチラシ広告をしていない。それはスーパーで物を売るような仕事ではないという企業理念からだが、間違ってもポスティングなんてしないだろう。

世の中は何でもありという時代になっているようだが、冒頭の騙しの勧誘トークや葬儀社のポスティングなどやってはいけないことはある筈だ。

さて、随分前に別の「独り言」で書いたと記憶しているが、トランプには面白い秘話が存在している。4種のカードが「四季」を意味し、13までの数字は「週」を表わし、「13×7×4」で「364」となり。そこにジョーカー1枚を足すと1年の日数「365」になり、閏年のためにジョーカーがもう1枚あるという説だ。

宗教書を繙いていると興味深いことに遭遇することが多い。除夜の鐘で知られる「108」の数字だが、様々な面白い説がある。

① お釈迦様が説かれた「四苦八苦」から「4×9=36」と「8×9=72」を足すと
   108になる
② 六根(目・耳・鼻・舌・身・意)のそれぞれに「好き」「どちらでもない」「嫌い」と     
   の3種を掛けると18になり、これに「浄(きれい)」「穢(きたない)」の2種で36になり、過去・現在・未来の3世あるので108になる。
③ 12か月に立春から大寒までの24節気を加え、その節気にある3候である72侯
   を足すと108になる。

108の煩悩という言葉が知られているが、「生きている」「生かされている」の考え方で人生意識が随分と異なるのは事実だし、「行きたい」「会いたい」「食べたい」「見たい」などの「たい」という欲望がなくなれば「逝きたい」「往きたい」になってしまう。