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高齢社会の中で  NO 3505

4月1日から消費税が増税となり、年金受給金額が減ったり、様々な社会変化から我々国民の生活が厳しくなって来ている。

我が国で「3%」という消費税が始まった時、葬儀を迎えられる「悲しみの心情」に税金を課すことに強い抵抗感を覚えていたが、「8%」となった現在もその思いは変わっていない。

今月から制度が変わった中に国民健康保険の負担金問題もあった。今年の4月2日以降に70才の誕生日を迎えた人は、誕生月の翌月から医療費の窓口負担が2割になるという制度変更だった。

先月の3月2日から4月1日に70才を迎えておれば、今月の診療から1割負担になるのだから倍額となるので抵抗感を抱かれている方もかなりおられると想像する。

一定の所得があれば3割負担となっているが、70才に至っていない私も3割負担で病院や医院のお世話になっているので申し訳ない思いもしている。

友人や知人に70才以上の人達が多いが、医院の待合室で一緒になって支払をする時の金額が大きく異なるのでびっくりすることも少なくない。

1割と3割なのだから3倍も違うのだから当たり前だが、高齢社会になって様々な社会保障制度に変化が生じ、若い人達の間で「我々の年金が破綻しないように」というような会話を交わしているのを耳にすると寂しくなってしまう。

国家予算の25%が医療費や年金の社会保障費用という現実も厳しいが、無駄な箱物を次々に建設した過去もあり、将来を予見出来るような政治家がいなかったのだろうかと疑問を抱く。

広報の中に次のようなことが書かれていた。

「整骨院や接骨院での『肩こり』『腰痛』の施術は保険の対象にはなりません」という一文だが、一部の例外を除いて全額自己負担と解説されていた。 

骨折、脱臼、打撲及び捻挫(いわゆる肉離れを含む)の施術を受けた場合は、保険の対象となるが、骨折と脱臼に関しては、緊急の場合を除き、あらかじめ医師の同意をえることが必要だそうだ。