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不幸でないように  NO 3494

高級葬儀のコラムの更新は継続しているが、このブログの更新は久し振りである。

「コラム 独り言」や「幸せ列車」のコラム「各駅停車」。また毎週水曜日に発信しているメルマガ「まぐまぐブログ 久世目線」の存在もあり、出来るだけ無理をしないようにしているが、時折に更新しておかないとご訪問くださる方々に申し訳ない思いがする。

今日は、午前中は幹部社員と2時間ほど過ごした。彼がある資格の必要な人達に向けてのセミナーの講師を担当することになり、参加される方々が参考になる話題についてアドバイスをしておいた。

全国的に葬祭業者や関連する組織団体がセミナーを開催しているが、「終活」の新語が生まれた潮流の中、そんな大半が業者の囲い込み戦略となっている現実があり、社会問題になっている「オレオレ詐欺」の被害者が存在するように、騙されてしまう人達が少なくないので警鐘を鳴らす必要があるようだ。

悪質な囲い込み戦略の特徴は、同業他社の悪口を中心に、受講される方々に恐怖感を与え、自社が素晴らしい葬儀社であるようなことを演出しているが、そんな業者の被害に遭って二重の悲しみになることのないように願っている。

これまでに全国で講演やセミナーの講師を担当して来た歴史があるが、心掛けて来たことは葬儀の意義や「家族」が「遺族」と呼ばれるようになって陥る悲嘆の問題の訴えで、受講者は葬儀社団体、教育団体、ブライダル司会者団体、ホテル旅館経営者団体、ホテル支配人団体、宗教者団体、消費者団体など様々な人達であった。

今日もそんな講演体験の中で参加者から歓迎されたテーマを幾つか伝えておいたが、果たしてうまく務められるだろうかは別として、貴重な体験となることは大歓迎である。

多くの人達の前で話しをすることで自分自身が学ぶことになることも多く、そんな体験が次々に相乗効果とつながって話題のテーマがグローバルに拡がって行くものである。

葬儀の仕事に従事する者は、この仕事がビジネスであると絶対に考えるな。葬儀に携わる者は悲しみを理解するように努め、プロという立場でホテルマン以上の資質が求められる世界があり、なぜなら究極のホスピタリティが重視されるのが「悲しみ」に接することだからである。

この業界の人達に伝えてきた中に「経営者は宗教者たれ」「葬儀社に従事するなら宗教者たれ」ということがあったが、若い人達が「ベテラン」と呼ばれる年代になって初めて理解出来ましたと言われたことが多くあった。

そんな思いに至ったのは、葬儀という仕事は「不幸な人達に少しでも不幸でないひとときをプレゼントする」という考え方があるからで、それは人を幸せにしなければならない宗教者に通ずることからである。