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待ち焦がれる春  NO 3488

昨日は大阪国際女子マラソンが行われていた。多くの方々が応援で旗を振られる光景をこれまでに何度も目にしたが、雨、厳しい冷え込み、信じられないようなぽかぽかの日など、当日の気象も様々だった。

昨日の夕方から強風が吹き、雨も降り始めて雨模様。深夜の冷え込みは日中と全く異なってエアコンのスイッチを入れることになった。

マラソン当日、選手達が本社前を通過する時間帯と重なっていない参列者の皆さんは、式場の2階から「ここは特等席だ」とご覧になるが、この大阪の風物詩となった大会が忘れられない記憶のページに刻まれてお帰りになる訳である。

この「会長のコラム」には多くの葬儀司会者の皆さんの訪問もあるのでサービス的にしたためておくが、この季節に使うフレーズの一部として次のようなものがある。

「身も心も悴む真冬の日、かの人との思い出だけがあたたかい今日お別れの日です」

「近くの四天王寺の境内で、落ち葉を焚く煙が立ち上っていましたが、それが送り火の煙ように思われて手にした数珠を思わず握り締めることになりました」

「しみじみと人の命の春寒き」「人徳の冬温かき仏かな」

「去りゆく冬の厳しさと、やって来る春の穏やかさが鬩ぎ合う早春は、何時の季節にもまして一日一日を愛おしい思いで向かえますが、この季節に逝かれた人の思い出は一入心深いものがございます」

「春を待ち焦がれている心の上に深々と冷たい雪が降りしきっています」

「春を迎えない冬はない。朝を迎えない夜はない」

こんな言葉が山ほど頭の中の引き出しに収めてあるのが私の歴史だが、昔のように6時間セミナーで昼の1時間以外休憩なしという体力は無理だし、昨年に他府県に出掛けた講演の中で、愛知県に行った際には主催者側が用意くださっていたお茶や水も一切飲まずに喋り続けたら、帰路の名古屋駅で咽喉から軽い出血があったのでびっくりしたし、昨秋に出掛けた北海道では2時間近くやっても大丈夫だったが、その後、東北方面に立ち寄った行程の中で食べ過ぎたみたいで、帰阪してから1週間後に入院することになったのだから情けない話である。

振り返って考えたら、どうしても食べ過ぎてしまうバイキング形式の朝食も悪かったみたいだが、夕食に出て来る食前酒や列車内で買ったバニラのアイスクリーム、また旅の風物詩として思わず買ってしまう駅弁も問題だったようで、現在の静養中の日々で後悔している。

過日に寒中見舞いを出させていただいたが、その返信として寒中見舞いやお電話をくださった方々があり、今後の食生活について宣言することもあったが、それは自身への戒めとして発言したものでもある。もう同じ病気の再発はしない。そう考えて日々を過ごすつもりである。