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老いと病  NO 3455

 午前中に行われていたお葬式に参列。幸いにも雨が上がっていたのでホッとしたが、北国では低気圧の発達で暴風雨や吹雪が予想されているので心配する。

 メモリアルコーナーに金婚式に記念撮影されたご夫婦のお写真があった。ご遺影にも使われたお写真だそうだが、それを拝見しながら自身が果たして金婚式まで存命するのだろうかと考えたが、まずは無理だろうと想像した。

 お釈迦様が説かれた「生老病死」の問題は齢を重ねると切実で、いつまで「この世」に留まっておられるのだろうかと思いながら、余命を費やして重要なことを成し遂げたいと燃えている。

 金婚式で思い出したが、結婚式は「華燭の典」とも言われ、「華」は「花」で女性を表し、「燭」は「ローソク」で男性を表し、どちらも周囲を明るくするもの。そんなご家庭を築かれますようになんて祝辞をしたこともあるが、最近は「華燭」の言葉を耳にすると「過食」と聞こえるように減量に取り組んでいる。

 ちょっと旅をすると体重が増える。その要因はホテルでのバイキング形式の朝食にある。好きな物だけを選択出来るのは嬉しいのだが、すぐに食べ過ぎることになるので困ってしまう。

誰かが読まれた「ダイエット、グラムで減ってキロで増え」という見事な川柳を思い浮かべながらも食してしまうのだからどうにもならない。

 テレビの公共的なCMでユニセフの子供達の飢えについて訴えている。世界には飢えで命を失う子供達がいっぱいいるという現実。そのことを思い浮かべれば食事を残すことも少なくなるだろうし、過食で肥満ということも減るだろう。

 昨日の号で大震災のことに触れたが、今朝も「震度5弱」という大きな地震が発生していた。東北から関東地方は大きな地震が続発しているが、専門家によるとそれらは大震災の余震らしいと分析しており、世界で最も地震の多い我が国の現実をもう一度考える必要があるように思ってしまう。

 一方に原発の国際的セールスをされる首相があれば、一方に反対を唱え出した元首相がおられる。故郷に戻られない被災者や、避難を余儀なくされた原発の被災者の存在を考えたら「ない」方がよいのは当たり前だが、ある日突然「実は」なんて恐ろしいことが公表されることがないことを祈っている。