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大移動の時期  NO 3268

 大阪駅前に新しいゾーンが誕生、若い人達だけではなく高齢者までも話題を呼んでいる。昔、国鉄の赤煉瓦の建物があったが、そこが整地されてヨドバシカメラのビルが出現。そこから次々に開発され、俗に称されていた北ヤードは見違えるようなビル街に姿を変え、大阪の新しい玄関の雰囲気を感じさせている。

 そんな中に6月からオープンするホテルも存在しており、いよいよ予約が始まっている。外資系の超高級ホテルとして知られるインターコンチネンタル。過去に横浜の系列ホテルを利用したことがあるが、他の外資系とは異質な空間サービスをコンセプトされているところから、ホテル通には結構高い評価を受けている。

 新しいホテルが計画されると、スタッフが募集されるのは当然だが、他の業界と違って特徴的なことは現役のホテルマンが転機として積極的に応募されること。中には随分前からヘッドハンティングされているケースもあるが、中堅の要となっていたスタッフが退職されてしまう側のホテルは大変。こんな悲喜こもごもの出来事が全国各地で繰り返されているのがホテル業界の特徴でもある。

 立派なハードが完成し、長年培って来たソフトを具現化実践するのは「人」であり、単なる「人材」から「人<財>」と称されるスタッフに到達するには時を要するが、本人の「感性」が「完成」までの環境を大きく左右するものである。

 さて、同年代の友人が週に一回ゴルフに行っているが、年々疲れが残ることを感じ始め、次の日から二日後、三日後となって来たと嘆いていたが、昨日に出掛けた室生寺で歩き過ぎたみたいで、膝の裏側に朝から半端じゃない痛みが出て、彼の言葉を思い出しながら実感した。

 男子プロゴルフでジャンボ選手がエージシュートという偉業を記録された。彼と同年生まれなので頭が下がるが、それがどれほど凄いことかはゴルフをされている人にしか理解出来ないだろう。

 いよいよゴールデン・ウイークを迎えるが、我が葬祭業界にとっては気を遣う時期。ご親戚の方々や弔問者、会葬者が参列されるのに飛行機や鉄道のチケットが取り難いという問題もあるが、そんな方々が随分前から旅行の予定を組まれており、それをキャンセルされるケースもあるからだ。

 自宅の電話が不在で訃報が伝わらなかっても、今は誰もが携帯電話を持っておられる。そんなところから旅先にまで連絡が可能。葬儀は人を集め人を走らせるという言葉があるが、そんな光景があちこちで見られる期間でもある。