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秋の季節に  NO 3396

 私は麺類が好きである。特に好むのが蕎麦で、昨日は八坂神社近くの力餅食堂に立ち寄り、今日は源ヶ橋の力餅食堂に行った。

 力餅食堂の定番は「中華そば」と「揚げカレーうどん」で、それに「赤飯」「あんころ餅」「おはぎ」が有名である。

 ラーメンではなく「中華そば」と呼称しているのが拘りのようだが、お客さんの半数ぐらいが「中華そば」か「揚げカレーうどん」を注文されるのだから人気の事実を理解されるだろう。

 昨日は女将さんとジャズ談義をした。食堂の店内に流れるBGMがジャズで、それは女将さんのご趣味だそうだが、不思議と違和感がないものである。

 源ヶ橋の力餅食堂は夕方の5時前頃には食堂は閉店され、店頭で赤飯とおはぎなどの販売がされている。

 この店で注文する場合には昔懐かしい食券システムがあり、入り口で料金を支払ってプラスチックの小判型の食券となっている。価格はびっくりするほど安く、まるで昔のままのように思ってしまう。

 どちらの店舗に入っても、誰か知ったお客さんと会うことになるので大変だ。出来るだけ話さなくてもよいように新聞を読むようにしている。

 生野本通商店街にはお気に入りの甘党の店がある。「はまや」さんという店の「クリーム蜜豆」が最高で、つい立ち寄ってしまうので困ってしまう。

「心太(ところてん)」は関西では黒蜜が一般的でこれもお気に入り。トトロ体型や血液検査の心配をするなら避けるべきだが、一滴も飲まないようになってから立ち寄ることが多くなった。

 昔、あるゴルフ場のコース途中にある茶店で「ところてん」を食べたことがあった。その時にメニューの看板の中に「スタミナドリンク」というのがあったので興味を覚えて注文したら、オロナミンCとヤクルトのカクテルだったのでびっくりしたが、結構飲み易くて美味しかったので時折に買って来て飲んでいる。

 祭壇の前に故人のご好物を供えることも少なくないが、昔、難しいお寺さんがおられ、これはご本尊がお望みではないので下げなさいと言われ、ご遺族が納得されない光景を体験したこともあった。

 何事にも一筋、少しでも異なったことは否定というお考えもあるが、魚や肉を供えていない限り、ご遺族のご心情からすると、故人のご好物はお許しいただきたいものである。