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最近に感じたこと  NO 3350

 テレビで様々なCMが目に留まる。トヨタ自動車や「いいちこ」の三和酒類のCMには拘りを感じる。最近のトヨタ自動車のCMには「アンドレ・ギャニオン」の「めぐり逢い」の音楽が使われている。

 BSの番組で目立つCMは健康食品で、どれも医者が不要な効能を感じさせる内容である。

 東京で行われた「藤田まことさん」の偲ぶ会を弊社が担当させていただいたご仏縁があるが、当日の返礼品の中に前田製菓のクラッカーも入っており、それは生放送だった部隊の緞帳が開く前に氏が登場して「当たり前だのクラッカー」というCMの入った「てなもんや三度笠」の縁からで、50年ぐらい前のことだと記憶している。

 健康食品に関して氏が起用されていたCMが「養命酒」だった。当初は「強壮・滋養・薬用」という表記もあったように記憶するが、最近のCMには「薬用」だけとなっている。

 CMを見たらすぐに衝動買いをしてしまう知人がいる。奥さんが閉口されていたが、購入されてしばらくすると誰かにプレゼントされてしまうのだから勿体ない話である。

「病は気から」というのは本当だと信じているし、それを逆に考えたら何でも信じたら身体に効能があるのではと考えてしまうが、そんな心情にさせて購入行動を促す仕掛けがあるようにも感じている。

 最近に目立つのは「セサミン」「コンドロイチン」「ヒアルロン酸」「サメの肝油」「黒酢にんにく」「にんにく卵黄」などだが、八千草薫さんと三國連太郎さんが起用されていた「皇潤」のCMを見なくなった。

「皇潤」ではプロゴルファーの「横田真一さん」も起用されており、トーナメント中継で彼が映ると帽子に商品名が目立っていた。

 喫茶店談義で参院選が話題になった、自民党の比例区で当選した「渡邊氏」と「太田房江氏」が的になり、お二人が立候補したことと公認した自民党に対する抵抗感が強かった。

 6年間の任期となる参議院議員だが、その間に一人当たり2億円の税金が費やされることになる。それぞれがそれ以上を国民に益を与えてくれたら文句はないが、批判する人達の大半が投票に行かない現実も問題のような気がする。

 夏を過ぎると堺市長の選挙を迎える。「検討する」だけで多額の復興支援金を取得した出来事も話題になったが、我が国には「おかしい」ことに「怒り」を表さない人達が増えたよう。

 その一方で「切れる」人や「クレーマー」に「モンスターピアレンツ」が多くなった現実に矛盾を感じる。

 最近のニュースに信じられないことがあった。ある芋畑で農家の人が小さな芋を取って集めている。それを不思議に感じて尋ねたら、次のような事情が明かされて衝撃を受けたという出来事。

「生徒達が芋掘りに来るのですが、学校側に保護者から『うちの子供の芋が小さい』とクレームがあるので一律のサイズで」

 どう思われるだろうか?農作物に大小は当たり前のことなのに、こんなクレームを付ける保護者もおかしいが、それを農家に対して対応を頼んだ学校側もおかしい筈。芋にもスイカにも小さい大きいがあるのが自然と教えることこそが教育ではと伝えたい。